一級建築士 過去問
令和6年(2024年)
問25 (学科2(環境・設備) 問5)

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問題

一級建築士試験 令和6年(2024年) 問25(学科2(環境・設備) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

建築物における防火・防災に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 廊下を避難するときの歩行速度は、一般に、平均照度の低下に伴い遅くなり、1lx以下では顕著に遅くなる。
  • フラッシュオーバーは、発生すると、一般に、酸素濃度が急激に低下する。
  • 火災室で発生した熱を伴った煙は、階段室に流入すると、一般に、1~2m/s程度の速さで上昇する。
  • 建築物に使用するアカマツ、ケヤキ等の木材は、一般に、温度が上昇すると可燃性ガスを発生し、260℃前後で引火しやすくなる。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は建築物における防火・防災に関する問題です。

選択肢1. 廊下を避難するときの歩行速度は、一般に、平均照度の低下に伴い遅くなり、1lx以下では顕著に遅くなる。

正しいです。

避難時の歩行速度は照度の低下に伴い遅くなります。照度0.1lx以上とすることが望ましいです。

 

選択肢2. フラッシュオーバーは、発生すると、一般に、酸素濃度が急激に低下する。

正しいです。

フラッシュオーバーが発生すると酸素濃度は急激に低下します。

選択肢3. 火災室で発生した熱を伴った煙は、階段室に流入すると、一般に、1~2m/s程度の速さで上昇する。

誤りです。

煙の移動する速さ、流動速度については過去にも出題されています。

煙の流動速度は水平方向では0.5~1.0m/s、垂直方向では3.0~5.0m/sとなります。

選択肢4. 建築物に使用するアカマツ、ケヤキ等の木材は、一般に、温度が上昇すると可燃性ガスを発生し、260℃前後で引火しやすくなる。

正しいです。

木材は260℃前後で引火しやすいです。

こちらも過去にも出題されています。約450°Cに達すると自然に発火することも併せて覚えておくと良いでしょう。

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