一級建築士 過去問
令和6年(2024年)
問27 (学科2(環境・設備) 問7)

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問題

一級建築士試験 令和6年(2024年) 問27(学科2(環境・設備) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 光束は、放射束に対して比視感度で重みづけし、可視光範囲で積分した量である。
  • 照度は、受照面が均等拡散面の場合、輝度と反射率の積に比例する。
  • CIE標準晴天空の輝度は、太陽周辺で最も高く、天頂を挟んで太陽から約90°離れた部分で最も低くなる。
  • UGR(屋内統一グレア評価値)は、人工照明のまぶしさを評価するための指標で、一般に、面積の広い窓面のグレアには適用しない。

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この過去問の解説 (2件)

01

照明の問題は計算問題も出る可能性があります。

 

公式を把握して過去問をしっかり解きましょう。

選択肢1. 光束は、放射束に対して比視感度で重みづけし、可視光範囲で積分した量である。

正しいです。

 

光束は、人間の見え方を考慮した量です。

選択肢2. 照度は、受照面が均等拡散面の場合、輝度と反射率の積に比例する。

誤りです。

 

設問は輝度と照度が逆です。

選択肢3. CIE標準晴天空の輝度は、太陽周辺で最も高く、天頂を挟んで太陽から約90°離れた部分で最も低くなる。

正しいです。

 

珍しい問題です。その通り覚えましょう。

選択肢4. UGR(屋内統一グレア評価値)は、人工照明のまぶしさを評価するための指標で、一般に、面積の広い窓面のグレアには適用しない。

正しいです。

 

UGRは人工照明のまぶしさを評価します。

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02

この問題は照明に関する問題です。

難しい言語が使われますがわかりやすく読み取れるよう意味を理解しましょう。

選択肢1. 光束は、放射束に対して比視感度で重みづけし、可視光範囲で積分した量である。

正しいです。

光束は光源から放射されるエネルギー(放射束)を、人の光の感じ方(比視感度)で重みづけ(値を補正した)測光量です。

 

選択肢2. 照度は、受照面が均等拡散面の場合、輝度と反射率の積に比例する。

誤りです。

均等拡散面とはどこから見ても輝度が等しい面のことを言います。

この場合、輝度は照度と反射率の積に比例します。

過去頻出の問題文となりますので覚えておきましょう。

選択肢3. CIE標準晴天空の輝度は、太陽周辺で最も高く、天頂を挟んで太陽から約90°離れた部分で最も低くなる。

正しいです。

CIE標準晴天空はCIE(国際照明委員会)が定めた、晴天時の天空輝度分布です。

輝度は、太陽周辺で最も高く、天頂を挟んで太陽から約 90 °離れた部分で最も低くなります。

選択肢4. UGR(屋内統一グレア評価値)は、人工照明のまぶしさを評価するための指標で、一般に、面積の広い窓面のグレアには適用しない。

正しいです。

UGR(屋内統一グレア評価値)は照明のまぶしさを評価するための指標です。

広い窓面があると正確に計算できない可能性があるため適用しません。

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