一級建築士 過去問
令和6年(2024年)
問37 (学科2(環境・設備) 問17)

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問題

一級建築士試験 令和6年(2024年) 問37(学科2(環境・設備) 問17) (訂正依頼・報告はこちら)

電気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 電圧の種別において、交流の750V以下のものは、低圧に区分される。
  • 進相コンデンサは、負荷設備の力率を改善するために用いられる。
  • ガスタービンによる発電設備は、同一出力のディーゼル機関によるものと比べて、振動及び設置面積は小さくなるが、必要な燃焼用空気量は多くなる。
  • 車両が通行する場所に、地中電線路を直接埋設式により施設する場合、原則として、土被りは120cm以上とする。

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この過去問の解説 (2件)

01

電気設備は過去問をしっかり解きましょう。

選択肢1. 電圧の種別において、交流の750V以下のものは、低圧に区分される。

誤りです。

 

交流の低圧は600V以下です。

直流で750V以下のものが低圧に区分されます。

 

この問題は頻出です。しっかり覚えましょう。

選択肢2. 進相コンデンサは、負荷設備の力率を改善するために用いられる。

正しいです。

 

その通り覚えましょう。

選択肢3. ガスタービンによる発電設備は、同一出力のディーゼル機関によるものと比べて、振動及び設置面積は小さくなるが、必要な燃焼用空気量は多くなる。

正しいです。

 

ガスタービンは振動および設置面積は小さいですが、必要な燃焼用空気量は多くなります。

選択肢4. 車両が通行する場所に、地中電線路を直接埋設式により施設する場合、原則として、土被りは120cm以上とする。

正しいです。

 

そのほかの場所は60cmです。

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02

この問題は電気設備に関する問題です。

選択肢1. 電圧の種別において、交流の750V以下のものは、低圧に区分される。

誤りです。

低圧に区分されるのは直流で750V以下交流で600V以下のものです。

選択肢2. 進相コンデンサは、負荷設備の力率を改善するために用いられる。

正しいです。

進相コンデンサは力率の改善をするために用いられます。

選択肢3. ガスタービンによる発電設備は、同一出力のディーゼル機関によるものと比べて、振動及び設置面積は小さくなるが、必要な燃焼用空気量は多くなる。

正しいです。

ガスタービン発電機とは圧縮機を用いて空気を圧縮し燃焼させ、その高温高圧の燃焼ガスがタービンを回転させることにより発電します。

ディーゼルエンジン発電機とは、ピストンを使って空気を圧縮して熱くなることを利用して着火させ、同時にクランクが回転することで発電します。

 

高圧の燃焼ガスが必要になるガスタービンのほうが空気をたくさん取り込む必要があるため燃焼用空気量は多くなります。

選択肢4. 車両が通行する場所に、地中電線路を直接埋設式により施設する場合、原則として、土被りは120cm以上とする。

正しいです。

地中電線路を直接埋設式(道路内に直接電力線を埋設する方法)により施設する場合の土かぶりは、

・車両その他の重量物の圧力を受けるおそれのある場所は1.2m以上
その他の場所は0.6m以上

必要です。

参考になった数1