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2級土木施工管理技術の過去問 平成29年度(前期) 鋼構造物塗装 問65

問題

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環境と腐食に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
   1 .
鋼材面への水分の供給源である降雨、降雪などは、銅材表面に付着した汚染物質や腐食生成物を洗い流す作用があり、降雨を直接受ける構造物の部位の腐食が低減される。
   2 .
腐食因子の水分の供給源には、降雨、降雪などがあるが、相対湿度100%以下で起こる大気中の水分の吸着凝縮と気温の急激な変化などによる大気中の水蒸気の結露がある。
   3 .
鋼材の腐食速度は、乾湿が繰り返される環境下では気温の影響を受けるため、温度が上昇すると電気分解反応が促進されて腐食速度が大きくなる。
   4 .
海塩粒子は、沿岸近くで波が砕け飛沫になって大気中に舞い上がり、海岸から10km以上離れると飛沫量は少なくなる。
( 2級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度(前期) 鋼構造物塗装 問65 )
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この過去問の解説 (3件)

22
1)適当です。
鋼材に付着する水分は鉄の腐食反応を引き起こすきっかけとなりますが、その一方で大量の水分は鋼材表面に付着した汚染物質(塩化物や二酸化硫黄など)や腐食生成物(酸化鉄など)を洗い流すので、雨に晒される部分の腐食が軽減される事もあります。

2)適当です。
降雨や結露で鋼材の表面に薄い水膜が発生し、その時間(濡れ時間)が腐食の進行につながります。

3)適当ではありません。
水分の中には溶解している酸素(溶解酸素)が存在します。溶解酸素が多い場合、気温が上昇すると酸素が減少するだけですが、溶解酸素が少なく飽和に達していない場合は酸素は減少せず腐食速度が速まります。
よって温度の上昇と電気分解反応の速度は関係ありません。

4)適当です。
海塩粒子は海水中の気泡が破裂した時に発生する液滴で、大きさは0.01~20μⅿ程です。
気象条件にもよりますが、海岸から10kmほど離れると粒子はかなり少なくなります。

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5

鋼材面への水の供給として、大気中に含まれる水分以外にも降雨や降雪があります。降雨は、多量の水を供給しますが、一方で鋼材表面に付着した汚染物質や腐食生成物を洗い流す作用があり、雨が直接あたる部位の腐食を低減させる効果もあるため、構造物 の形状や部位によって腐食速度は異なります。

腐食因子とは水分のほかに銅材表面に付着した汚染物質や腐食生成物があります。
3〇
温度が上昇すると溶存酸素量により腐食が促進します。

海塩粒子とは、大気中に含まれるエアロゾル粒子の一種で、海洋や塩湖の水に由来する 塩分からなる微粒子のことです。

4
1)正解です。
 上記の通りです。

2)正解です。
 上記の通りです。

3)間違いです。
 腐食速度は小さくなります。

4)正解です。
 上記の通りです。

 

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