2級土木施工管理技術の過去問
平成29年度(後期)
土木 問6

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「スランプ試験は、コンクリートの空気量を測定する試験である。」です。

選択肢1. スランプ試験は、高さ30cmのスランプコーンを使用する。

適当です。

スランプ試験は、地面と平行となるように水準を合わせたスランプ台の上に高さ30cm、上部開口直径10cm、下部開口直径20cmの円筒状のスランプコーンと呼ばれる器具を置いて使用します。

選択肢2. スランプ試験は、コンクリートの空気量を測定する試験である。

適当ではありません。

スランプ試験は、コンクリートのワーカビリティ(施工しやすさ)と均質性を確認する試験で、流動性が高すぎても低すぎても施工には不適切とみなされます。

スランプ試験でコンクリートの空気量は測定できません。

選択肢3. スランプ試験は、コンクリートをほぼ等しい量の3層に分けてスランプコーンに詰め、各層を突き棒で25回ずつ一様に突く。

適当です。

スランプ試験は、まずはスランプ台の上に置いたスランプコーンの上部穴から高さ10cmほどまでコンクリートを注ぎ、突き棒で均等き25回突きます。

次にまた高さがプラス10cmほどになるようにコンクリートを注ぎ、今度は1回目の層まで突き棒が挿入されないように25回突きます。それを同じようにもう一度行います。

選択肢4. スランプ試験では、スランプコーンに詰めたコンクリートの上面をならした後、スランプコーンを静かに引き上げ、コンクリー卜の中央部でスランプを測定する。

適当です。

スランプ試験では、スランプコーンにコンクリートを3回に分けて注ぎ突いて、その後すぐに注ぎ口である上部開口のコンクリートの表面を均一に均し、それからスランプコーンをゆっくり上部に引き抜きます。

型から抜かれて形を崩したコンクリー卜の天端部分が30cmからどのくらい低くなったかその長さを図り、その長さをスランプ値とします。

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02

正解は「スランプ試験は、コンクリートの空気量を測定する試験である。」です。

選択肢1. スランプ試験は、高さ30cmのスランプコーンを使用する。

適当です。

試験に使用するスランプコーンのサイズは、高さ30㎝・上部内径10㎝・下部内径20㎝・厚さ0.5㎝以上と決められています。

選択肢2. スランプ試験は、コンクリートの空気量を測定する試験である。

適当ではありません。

スランプ試験は、コンクリートの流動性(コンシステンシー)を測定する試験です。

選択肢3. スランプ試験は、コンクリートをほぼ等しい量の3層に分けてスランプコーンに詰め、各層を突き棒で25回ずつ一様に突く。

適当です。

25回以上突くと分離を生じる恐れがある場合は、分離を生じない程度に突き数を減らします。

選択肢4. スランプ試験では、スランプコーンに詰めたコンクリートの上面をならした後、スランプコーンを静かに引き上げ、コンクリー卜の中央部でスランプを測定する。

適当です。

スランプコーンの引き上げは、高さ30㎝を2~3秒かけて静かに鉛直上方に引き上げ、コンクリートの中央部で下がりを測定します。

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03

正解は「スランプ試験は、コンクリートの空気量を測定する試験である。」です。

選択肢1. スランプ試験は、高さ30cmのスランプコーンを使用する。

適当です

JISで決められた試験方法です。

選択肢2. スランプ試験は、コンクリートの空気量を測定する試験である。

適当ではありません

スランプ試験は、フレッシュコンクリートの流動性を測定する試験です。空気含有量の測定には、エアメーターを用います。

選択肢3. スランプ試験は、コンクリートをほぼ等しい量の3層に分けてスランプコーンに詰め、各層を突き棒で25回ずつ一様に突く。

適当です

JISで決められた試験方法です。

選択肢4. スランプ試験では、スランプコーンに詰めたコンクリートの上面をならした後、スランプコーンを静かに引き上げ、コンクリー卜の中央部でスランプを測定する。

適当です

JISで決められた試験方法です。

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