2級土木施工管理技術の過去問
平成29年度(後期)
土木 問20
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度(後期) 土木 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
道路のアスファルト舗装の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- タックコートは、加熱アスファルト混合物とその下層との面の縁切りのため散布する。
- 加熱アスファルト混合物は、一般にアスファルトフィニッシャにより均一な厚さに敷き均す。
- 敷き均された加熱アスファルト混合物は、ロードローラで初転圧を行う。
- 加熱アスファルト混合物の締固め温度は、高いほうがよいが、高すぎるとヘアークラックや変形などを起こすことがある。
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この過去問の解説 (3件)
01
タックコートは、アスファルト混合物層下部層の瀝青(れきせい)安定処理層表面、また基層表面の接着や付着を良くするために、表面に瀝青材料を均一に散布する工法です。
接着を良くするために散布するのであって、縁切りのためではないので間違いです。
2)適当です。
加熱アスファルト混合物は、ダンプカーで運搬して、所定の厚さが得られるように一般的にアスファルトフィニッシャにより敷き均します。
作業途中で雨が降った場合は敷き均しを中止し、それまで敷き均しを終えている部分については速やかに締固めます。
3)適当です。
加熱アスファルト混合物を敷き均した後は、初転圧を行います。
初転圧は10~12tのロードローラを時速2~6km/hの速度で2回(1往復)行います。
その後二次転圧を行います。
二次転圧は8~20tのタイヤローラを時速6~15km/h、または6~10tの振動ローラを時速3~8km/hを用います。
4)適当です。
加熱アスファルト混合物は、初転圧前は110℃を下回らないようにします。
初転圧時の温度は110~140℃、二次転圧が終了した時点の温度は70~90℃、交通解放時で通行人や通行車両がある場合は50℃以下とします。
気温5℃以下の冬場の寒冷期は温度を高めに設定しますが、アスファルト混合物の温度が高めだと、混合物が流動してヘアークラックを引き起こす可能性があります。
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02
タックコートは、アスファルト混合物とその下層(瀝青安定処理層など)との付着を良くするために散布します。
2)適当です。
敷き均しは人力施工と機械施工があり、工事の規模・工種によって適切な施工方法を選択します。現在はアスファルトフィニッシャによる機械施工がほとんどです。
3)適当です。
初転圧は、10~12tのロードローラを用いて2回(一往復)ほど行うのが一般的です。
4)適当です。
舗装の施工において、温度管理はとても重要です。初転圧時は110~140℃、二次転圧終了時は70~90℃、交通開放は50℃以下 に管理します。
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03
タックコートはアスファルト混合物の上層とアスファルト材料やコンクリート版からなる下層を結合するために散布します。
2.適当です
アスファルトフィニッシャ等が使用できない小規模の施工では手作業で敷きならす場合もあります。
3.適当です
転圧を行うことで、圧密し強度を確保します。
4.適当です
加熱アスファルトの管理項目に温度の測定があります。
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