2級土木施工管理技術の過去問
平成29年度(後期)
土木 問22
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度(後期) 土木 問22 (訂正依頼・報告はこちら)
道路の普通コンクリート舗装の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 舗装用のコンクリートは、施工がしやすく、外力に十分に抵抗するものでなければならない。
- コンクリート舗装版の横収縮目地は、車線に直交方向に一定間隔に設ける。
- コンクリート舗装版は、所定の強度になるまで乾燥状態を保つように養生する。
- 舗装用のコンクリートの施工では、フィニッシャなどで一様かつ十分に締め固める。
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この過去問の解説 (3件)
01
以下、選択肢ごとに解説します。
適当です。
舗装用のコンクリートは、施工がしやすく、
高強度で変形や摩耗に対し抵抗性があり、重荷重に耐性があるなど外力に対し十分に抵抗できるものでなくてはいけません。
また、夜間やトンネル内でも見えやすいように明色性があるもの、耐火性や耐油性に優れているものである必要があります。
適当です。
コンクリート舗装版の横収縮目地は、ダウエルバー、チェア、クロスバーなどを組み込んだバーアセンブリを使用し、車線に直交方向に、道路を横断する形で5~10mほどの一定の間隔で配置するようにします。
適当ではありません。
コンクリート舗装版の初期養生は、表面仕上げ直後から後期養生を終えるまでの間は、コンクリート表面の急激な乾燥を防止する必要があります。
乾燥防止には表面に養生材を噴霧して散布する膜養生や三角屋根養生を施します。
なお、後期養生も水分の蒸発や急激な温度変化を防ぐために表面への散水で湿潤状態を保持します。
適当です。
舗装用のコンクリートの施工では、締め固め能力が高いアスファルトフィニッシャを使用して敷き均し十分に締め固め、その後振動ローラやタイヤローラなどで転圧します。
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02
所定の強度を確保することはもちろん、施工性の確保も必要です。
2.適当です
目地材を設けることで、ひび割れ等を防ぎます。
3.適当ではありません
コンクリート舗装版は、所定の強度になるまで湿潤養生を行います。
4.適当です
品質のばらつきを抑えるためです。
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03
舗装用のコンクリートは、曲げ強度で管理されています。レディーミクストコンクリートの舗装コンクリートでは、「呼び強度 曲げ4.5」と規定されています。
2)適当です。
横収縮目地は、ダウエルバーを用いて5~10m間隔で設けます。
3)適当ではありません。
養生剤や散水マットを用いて、湿潤状態を保つように養生します。
4)適当です。
機械施工の場合、締め固めはコンクリートフィニッシャ、仕上げは平坦仕上げ機を用いて行います。人力施工の場合は、簡易フィニッシャを用いて仕上げます。
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