2級土木施工管理技術の過去問
平成29年度(後期)
土木 問24
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度(後期) 土木 問24 (訂正依頼・報告はこちら)
トンネルの山岳工法における覆工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 覆工コンクリートの打込み前には、コンクリートの圧力に耐えられる構造のつま型枠を、モルタル漏れなどがないように取り付ける。
- 覆工コンクリートの打込み時には、適切な打上がり速度となるように、覆工の片側から一気に打ち込む。
- 覆工コンクリートの締固めには、内部振動機を用い、打込み後速やかに締め固める。
- 打込み終了後の覆工コンクリートは、硬化に必要な温度及び湿度を保ち、適切な期間にわたり養生する。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
覆工コンクリートの打設前には、つま型枠がコンクリートの打ち込み時の圧力に変形せず耐えられる剛性を持つ構造のものを、モルタル漏れなどがないように取り付ける必要があります。
2)適当ではありません。
覆工コンクリートの打設は、一般的に全断面から打込みます。
側壁導坑先進工法の場合に側壁コンクリートを先行して打ち込み、後に重複して全断面を打設するか、側壁コンクリートを仕上げ面とします。
3)適当です。
覆工コンクリートの締固めには、引き抜き機能を持つ内部振動機や型枠バイブレータを用い、打込み後速やかに締め固める必要があります。
4)適当です。
覆工コンクリートの打込み終了後は、浸水工法・ミスト散布工法・表面被覆工法などにより、温度及び湿度を保ちつつ乾燥に注意を払いながら硬化に必要な期間を安全に維持しながら養生します。
参考になった数29
この解説の修正を提案する
02
つま型枠とは、「打止め型枠」や「舗装止め型枠」と呼ばれるものと同じ役割のもので、トンネル工事等の場合では「つま型枠」と呼ばれています。施工継目となる端の部分に用いられるものです。
2)適当ではありません。
コンクリートは、できるだけ左右均一・水平に連続して打込みます。片側から一気に打込むと型枠に偏圧が作用し、ひび割れ等が生じやすくなります。
3)適当です。
締固めには、内部振動機や型枠バイブレータを使用します。打込み後速やかに、上層と表層が一体となるように施工します。
4)適当です。
坑内換気やトンネル開通後の外気の影響などについても注意し、適切な期間にわたり養生します。
参考になった数12
この解説の修正を提案する
03
型枠に不良がある場合、重大事故につながる可能性があります。
2.適当ではありません
覆工コンクリートは片側より一気に打ち込むとひび割れ等が生じやすくなり、品質の低下につながるので両側より均等に打ち込みます。
3.適当です
内部振動機はコンクリートの締固めを行う機材です。
4.適当です
コンクリートの養生を適切に行うことで、指定の強度を確保します。
参考になった数9
この解説の修正を提案する
前の問題(問23)へ
平成29年度(後期)問題一覧
次の問題(問25)へ