2級土木施工管理技術の過去問
平成29年度(後期)
土木 問36

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度(後期) 土木 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

車両制限令に定められている車両の幅等の最高限度に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 車両の軸重は、15tである。
  • 車両の幅は、2.5mである。
  • 車両の輪荷重は、5tである。
  • 車両の最小回転半径は、車両の最外側のわだちについて12mである。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (4件)

01

1)誤りです。
車両の軸重は、15tではなく10tまでと定められています。
軸重とは、車輪をつないでいる軸のことで、隣り合う軸の距離が1.8m以上なら軸重の合計が20t、1.8m以下なら軸重の合計が18tとされています。
ただし隣り合う軸の距離が1.3m以上で隣り合う車軸の軸重がいずれも9.5tの場合は合計19tまでの軸重が許可されます。

※車両制限令 第三条
 車両の幅等の最高限度 二のハ

2)正しいです。
車両の幅は、2.5mまでと定められています。
貨物が掲載されている場合はその貨物も含めた幅、他の車両をけん引する場合はそのけん引車両も含めるものとします。

※車両制限令 第三条
 車両の幅等の最高限度 一

3)正しいです。
車両の輪荷重は、5tと定められています。
輪荷重は一対ではなく左右前後どちらか一か所の車輪(ダンプトラックなどのダブルタイヤはそのまま2本のセットで一か所の車輪とみなします。)にかかる荷重を表します。

※車両制限令 第三条
 車両の幅等の最高限度 二のニ

4)正しいです。
車両の最小回転半径は、回転した時の車両の最外側のわだちについて12mと定められています。
ちなみに車両の長さも12mまでと定められ、これら定められた制限を超える車両を走行させる場合は、許可申請が必要となります。

※車両制限令 第三条
 車両の幅等の最高限度 五

参考になった数27

02

1.✕

車両の軸重は15tではなく10tと定められています。よって不適当です。

2.〇

設問の通り、車両の幅は2.5mと定められています。

3.〇

設問の通り、輪荷重は5tと定められています。

4.〇

設問の通り、車両の最小回転半径は、車両の最外側のわだちについて12mと定められています。

【補足】

車両制限令とは、道路の構造を保全し、交通の危険を防止するため、通行できる車両の制限を定めた政令です。また、車両の幅等の最高限度を以下と定めています。

:2.5m

重量:高速道路等25t、それ以外の道路20t

軸重:10t

隣り合う車軸に係る軸重の合計:軸距1.8m未満は18t、1.8m以上は20t

輪荷重:5t

高さ:道路管理者が支障がないと指定した道路は4.1m、それ以外の道路は3.8m

長さ:12m

最小回転半径:車両の最外側のわだちについて十二メートル

参考になった数8

03

1.×

 車両の軸重は10トンが限度と定められています。したがって、車両の軸重は15tであるというのは間違いです。 

(車両制限令 第三条 法第四十七条第一項の車両の幅、重量、高さ、長さ及び最小回転半径の最高限度は、次のとおりとする。(ロ)軸重10トン)

2.〇

 車両制限令により、車幅は2.5mが限度と定められています。 

((一) 幅 二・五メートル) 

3.〇

 車両制限令により、車両の輪荷重は5tが限度と定められています。

((二) 輪荷重 五トン)

4.〇

 車両制限令により、車両の最小回転半径は、車両の最外側のわだちについて12mが限度と定められています。

((五)最小回転半径 車両の最外側のわだちについて十二メートル)

参考になった数5

04

誤っているのは「1.車両の軸重は、15tである。」です。

車両制限令第3条に基づきます。
車両の軸重は10tです。

その他の項目については車両制限令第3条の通りです。

参考になった数4