2級土木施工管理技術の過去問
平成30年度(後期)
土木 問56

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度(後期) 土木 問56 (訂正依頼・報告はこちら)

品質管理における「品質特性」と「試験方法」に関する次の組合せのうち、適当でないものはどれか。
  • [品質特性]フレッシュコンクリートの空気量  [試験方法]プルーフローリング試験
  • [品質特性]加熱アスファルト混合物の安定度  [試験方法]マーシャル安定度試験
  • [品質特性]盛土の締固め度          [試験方法]砂置換法による土の密度試験
  • [品質特性]コンクリート用骨材の粒度     [試験方法]ふるい分け試験

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この過去問の解説 (3件)

01

1)適当ではありません。
プルーフローリング試験は完了した道路舗装の路床や路盤にたわみや不良個所が無いか、締め固めが適正にされているかを確認する試験です。
試験方法は、路床や路盤面をダンプトラックなどで時速2kmで3回以上走行し、目視で変形をチェックします。
フレッシュコンクリートの空気量は、容器に入れて密封し真空状態にしたコンクリートに圧力をかける空気室圧力方法という試験方法が適用されます。

2)適当です。
マーシャル安定度試験は加熱アスファルト混合物の粗骨材、安定度や変形量を調査し、細骨材とアスファルトの割合の配合設計を決定するための試験です。
試験方法として、直径約10cm、厚さ約6.3cmほどの円筒形の供試体を60℃の水槽に入れた後、2枚の円弧形の載荷板で挟み荷重を加えることで、供試体が破壊されるまでの最大荷重や変形量を調査します。
 
3)適当です。
砂置換法による土の密度試験は単位体積質量試験とも呼ばれ、ジャーとアタッチメントを一体化させた密度測定器を使用します。
現場に直径と深さそれぞれ10cm程度の円筒状の穴を掘り掘り出した土の質量と、標準砂を掘り出した穴に注入したときの体積、掘り出した土の含水比により、現場の自然含水状態における土の湿潤密度とそのときの乾燥密度が求められ、盛土の締固め度が判明します。

4)適当です。
ふるい分け試験は、目の粗さが5mmから0.15mmまで6つほどのふるいを、上が目の粗いもの、下が目の細かいものの順に重ね、上から乾燥させた細骨材を入れてふるい分け試験機にて1分間ふるいにかけます。
各粒径に分けられた骨材の質量分粒を調査し、コンクリート用の粗粒率と粒度曲線を割り出します。

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02

1〇
プル―フローリング試験は舗装試験です。フレッシュコンクリートの空気量の試験方法は、JIS A 1128:2005「フレッシュコンクリートの空気量の圧力による 試験方法-空気室圧力方法」によります。

マーシャル安定試験はアスファルト混合物の配合設計に用いる安定度試験の一つです。

砂置換法による密度試験方法は、掘り取った土の質量と、掘った試験孔に充填した砂の質量から、原位置の土の密度を求める試験です。

ふるい分け試験とは、骨材の粒度分布を調べるために、標準網ふるいを使い、各ふりを通る資料のパーセントと、各ふるいにとどまった資料の質量のパーセントを求める試験です。

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03

正解は「1」です。

プルーフローリング試験とは、道路舗装工事の最終工程にて、

品質確認を行う試験になります。

2.正しいです。

スファルト混合物の配合設計を決定するための試験であり、

最も使用されている安定度試験になります。

3.正しいです。

掘り取った土の質量と、掘削した試験孔に充填した砂の質量から、

原位置の土の密度を求める試験です。

4.正しいです。

骨材(細骨材・粗骨材)の規格に合った標準網ふるいを使用し、

粒度分布を求める試験です。

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