2級土木施工管理技術の過去問
平成30年度(後期)
土木 問60
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度(後期) 土木 問60 (訂正依頼・報告はこちら)
土工における建設機械の騒音・振動に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 掘削土をバックホゥなどでトラックなどに積み込む場合、落下高を高くしてスムースに行う。
- 掘削積込機から直接トラックなどに積み込む場合、不必要な騒音・振動の発生を避けなければならない。
- ブルドーザを用いて掘削押土を行う場合、無理な負荷をかけないようにし、後進時の高速走行を避けなければならない。
- 掘削、積込み作業にあたっては、低騒音型建設機械の使用を原則とする。
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この過去問の解説 (3件)
01
バックホゥで掘削土などをトラックの荷台や他の地盤に移す場合、バケットは可能な限り低い位置に付けて落差を無くし、落下の勢いがつかないようにします。
落下高が高いと土の落下が加速しトラック全体に振動が伝わり負荷がかかるとともに、騒音が大きくなり近隣にも影響が出るため推奨できません。
2)適当です
トラックの荷台に積み込む際は、なるべく掘削機械のアームを下げてバケットを低い位置に付けて、振動や騒音を抑えながらゆっくりと積み込みます。
バケットを高い位置につけると、落下時の重量でトラックのサスペンションやタイヤに影響を及ぼし、故障の原因となるのでこの設問は適当です。
3)適当です
ブルドーザはエンジンの騒音に加え足回りの走行音も発生し、押土作業では後進の場合は速度に比例して騒音も大きくなります。
また加速して押土をすると負荷がかかりエンジン音も大きくなるので、後進での掘削押土は速度を上げずに行うようにします。
4)適当です
低騒音型建設機械は国土交通省より規格を指定されており、掘削及び積込み作業ではこれらの機械を原則として使用する事とされています。
また可能な限り衝撃を与える施工を避け、負荷をかけないように丁寧な運転や節度ある速度の走行をするようにと定められています。
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02
積み込みの際に落下高を高くすると、騒音が大きくなるので不適切です。
2×
掘削積込機とはバックホゥなどの建設機械のことを指しています。
3×
各建設機械に適した作業を行い、無理な負荷を掛けないようにすることが必要です。
4×
建設機械には低騒音のステッカーが貼ってあるので、ステッカーのある機械を使用します。
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03
1.→ 適当ではありません。騒音・振動を少なくするためには落下高さを低くして行います。
2.→ 適当です。掘削積込機から直接トラックなどに積み込む場合、不必要にエンジンをふかしたり、落下高さを高くして振動を与えたりしないように行わなければなりません。
3.→ 適当です。ブルドーザの掘削押土は、必要以上に負荷をかけエンジン音を上げたり、後進時の高速走行を避けなければいけません。
4.→ 適当です。掘削・積み込み作業は低騒音・低振動型の機械を使用します。
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