2級土木施工管理技術の過去問
平成30年度(後期)
鋼構造物塗装 問76

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度(後期) 鋼構造物塗装 問76 (訂正依頼・報告はこちら)

鋼橋架設後の塗膜損傷の補修に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 塗膜の傷の深さが鋼面まで及ぶ場合は、その素地調整はサンドペーパー処理による補修が必要である。
  • 塗膜の傷の深さが下塗りまで及ぶ場合は、その中塗りは超厚膜形エポキシ樹脂塗料による補修が必要である。
  • 塗膜の傷の深さが中塗りまで及ぶ場合は、その上塗りはふっ素樹脂塗料上塗りによる補修が必要である。
  • 塗膜の傷の深さが上塗りの場合は、その中塗りは補修の必要はない。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1〇
塗膜の傷が浅い場合は、サンドペーパー処理による素地調整が適しているが深い場合はディスクグラインダーを使用します。

超厚膜形エポキシ樹脂塗料は、1回で2~3㎜の厚さで塗ることができます。

ふっ素樹脂塗料は耐候性に優れます。

塗膜の傷が、上塗りまでの時は上塗りを補修します。

参考になった数6

02

1)適当ではありません

傷の深さが下塗りまでの場合はサンドペーパー処理の素地調整後、状況に応じて超厚膜形エポキシ樹脂塗料にて中塗りからふっ素樹脂塗料上塗りを施します。

しかし傷が鋼面にまで及んでいる場合はディスクサンダーやグラインダーなどのパワーツールを用いての素地調整となります。調整後は有機ジンクリッチペイント下塗り、超厚膜形エポキシ樹脂塗料中塗り、ふっ素樹脂塗料上塗りと一通りの塗装を行います。

2)適当です

傷の深さが上塗り及び中塗りまでで止まっている場合はサンドペーパー処理後にふっ素樹脂塗料を上塗りのみの補修となります。

傷の深さが下塗りまで達している場はサンドペーパー処理後、超厚膜形エポキシ樹脂塗料にて中塗りからふっ素樹脂塗料を上塗りする補修となります。

3)適当です

傷の深さが中塗りまで及んでいる場合はサンドペーパーにて素地調整後、ふっ素樹脂塗料上塗りを施します。

傷が上塗りまでの場合も同様の上塗りを施しますが、この場合はふっ素樹脂塗料を120g/m²で25μmの厚さ、中塗りまでの場合は厚さを2倍の50μmまで厚塗りする必要があります。

4)適当です

傷の深さが上塗りまでの場合はサンドペーパーにて上塗り部分のみを素地調整し、その後ふっ素樹脂塗料を上塗りします。

架設後の補修については塗装面積は最小になるように心がけるため、大規模な塗替え塗装でない場合は傷が及んでいない箇所は補修する必要はありません。

参考になった数2

03

正解は1です。

1.→ 適当ではありません。塗膜の傷の深さが鋼面まで及ぶ場合は、その素地調整はディスクグラインダー等を使用し処理します。サンドペーパー処理は傷の深さが浅い場合に使用します。

2.→ 適当です。塗膜の傷の深さが下塗りまで及ぶ場合は、その中塗りは超厚膜形エポキシ樹脂塗料による補修が必要です。

3.→ 適当です。塗膜の傷の深さが中塗りまで及ぶ場合は、その上塗りはふっ素樹脂塗料上塗りによる補修が必要です。

4.→ 適当です。塗膜の傷の深さが上塗りの場合は、その中塗りは補修の必要はありません。

参考になった数2