2級土木施工管理技術の過去問
平成30年度(後期)
薬液注入 問92
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度(後期) 薬液注入 問92 (訂正依頼・報告はこちら)
標準貫入試験によって得られるN値から直接推定される事項として、適当でないものは次のうちどれか。
- 砂地盤の液状化強度
- 砂地盤の含水比
- 粘土地盤の破壊に対する許容支持力
- 粘土地盤の一軸圧縮強さ
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この過去問の解説 (3件)
01
1)適当です
砂地盤の液状化強度は標準貫入試験から求められる土の粒度やN値により判断され、簡易判定法と呼ばれています。
まず土の粒度の判定を行い、次にN値と等価加速度による予測判定を行うことでその関係を液状化対象層の表に表し、液状化の可能性の大きさを確認します。
2)適当ではありません
砂地盤の含水比は土の含水比試験により求められます。主に炉乾燥法と電子レンジ法で求められ、乾燥前の土の質量を乾燥後の土の質量で割ったものに100を掛けて算出されます。
砂地盤においてN値から推測及び計算できるものは相対密度に内部摩擦角、破壊や沈下に対する許容支持力などです。
3)適当です
許容支持力は一軸圧縮強さにより求められますが、砂質地盤及び粘土地盤はN値の分布により判定されます。
粘土地盤では非常に堅いものは土をすきで除去できる状態のもので、許容支持力200kN/m²でN値は15~30ほどです。堅いものは土を親指で力を入れて押すとへこみができる状態のもので、許容支持力100kN/m²でN値は10~15とされています。
4)適当です
一軸圧縮強さは変形係数や粘着力を算出するもので、地盤の沈下量を測定するために必要なもので、この強さが高いほど地耐力が高く強固な地盤と判断されます。
標準貫入試験で得たN値に12.5を掛ける、または5を掛けて40を加えるなどの計算方法により、一軸圧縮試験を行わなくても一軸圧縮強さを算出することができます。
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02
正解は2
土の含水比を求めるには、土壌を採取して試験する方法が乾燥させる、炉乾燥法と電子レンジ法があります。
標準貫入試験では、地盤を特定の機械で打撃して地盤の固さ、地盤の締まり具合などを調べる試験です。
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03
1.→ 適当です。砂地盤の液状化強度を推定することができます。
2.→ 適当ではありません。含水比は試料をサンプリングし、調査することで得られるためN値からの推定はできません。
3.→ 適当です。粘土地盤の破壊に対する許容支持力を推定することができます。
4.→ 適当です。粘土地盤の一軸圧縮強度を推定することができます。
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