2級土木施工管理技術の過去問
平成30年度(後期)
薬液注入 問98
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度(後期) 薬液注入 問98 (訂正依頼・報告はこちら)
薬液注入による止水効果を確認する試験として、適当なものは次のうちどれか。
- 三軸圧縮試験
- プレシオメーター試験
- 標準貫入試験
- 現場透水試験
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この過去問の解説 (3件)
01
三軸圧縮試験は、試験体に対して3方向から圧縮力を加える試験であるので、止水効果は測定できません。
2×
プレシオメーター試験は、地盤の変形係数や地盤反力係数などの地盤の力学特性を求める試験です。
3×
標準貫入試験は、地盤を所定の機械で打撃することで地盤の固さや締固め具合を調べる試験です。
4〇
現場透水試験により、透水性を調べることで止水効果を確認できます。
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02
止水効果を確認する試験は現場透水試験になります。1~3は注入後の地盤の強度を確認する試験です。
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03
1)適当ではありません
三軸圧縮試験とは盛土に使用する土の強度定数を求めるものです。円柱状の容器に試験用の土を入れて水圧をかけることで、自然状態下の土の強度が判明します。
主に盛土内の補強土壁に使用する際の土の状態を調査します。
2)適当ではありません
プレシオメーター試験は孔内水平載荷試験とも呼ばれ、ボーリング孔の中の壁面にガスや油圧で圧力を与えた時の変形量を調査するもので、プレシオメーターと呼ばれるゴムチューブ製のメインセルとガードセルを使用した3室型の等分布荷重方式という載荷方式を採用します。
主に地盤の変形係数や地盤反力係数などを調査します。
3)適当ではありません
標準貫入試験は地盤に所要深さまでボーリング孔を掘削し、サンプラーを接続したロッドを孔内へ落下させて、打撃に応じた貫入量やサンプラーで採取した試料の数値にて地盤の工学的特性であるǸ値を求めます。
それにより砂質土か粘性土かを判定し地盤の安定性を推定します。N値が低いほど軟弱な地盤とされ、高いほど強固に締め固まる理想的な地盤とされています。
4)適当です
止水を目的とした薬液注入工事では現場透水試験(ケーシング法)により効果を確認します。
ボーリング孔を利用し地下水位の変化により透水係数を求め、それにより工事の効果を確認します。
透水係数が低いほど止水率が高く、工事の効果が表れていると言えます。
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