2級土木施工管理技術の過去問
令和元年度(後期)
土木 問49

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和元年度(後期) 土木 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

建設機械の作業に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • トラフィカビリティーとは、建設機械の走行性をいい、一般にN値で判断される。
  • 建設機械の作業効率は、現場の地形、土質、工事規模などの現場条件により変化する。
  • リッパビリティーとは、ブルドーザに装着されたリッパによって作業できる程度をいう。
  • 建設機械の作業能力は、単独の機械又は組み合された機械の時間当たりの平均作業量で表される。

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この過去問の解説 (4件)

01

1○
トラフィカビリティーとは建設機械の走行しやすさを示す指標で一般にコーン指数で評価されます。

作業効率を上げるために、建設機械の選定や配置を検討する必要があります。

リッパビリテイは岩盤の強度が重要な指標となります。

建設機械の作業能力は、1作業サイクル当たりの標準作業量、時間当たりの作業サイクル数、土量換算係数、作業効率で求められます

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02

1)適当ではありません

トラフィカビリティーとは、施工現場の地表面が軟弱な場合に重量の大きい建設機械の走行に耐えられるかの度合いを表します。

トラフィカビリティーの測定はポータブルコーン貫入試験によりコーン指数qcで判断されます。

N値により判断されるのはフレッシュコンクリートの流動性により打ち込みやすさの度合いを表すコンシステンシーです。

2)適当です

作業効率は工法により単独機械または組み合わせ機械で表され、作業内容や障害の有無によりその数値も細かく変わります。

例えばバックホウで礫室や砂質の地山の掘削積込をする場合は障害有りだと300m³、障害無しだと190m³、もう弱でルーズな状態の礫質や砂質地盤での積込だと障害の有無に関わらず310m³となります。

3)適当です

リッパビリティーとは、ブルドーザなどにリッパーを取り付けたもので地盤や岩盤などを破砕(リッピング)する作業のしやすさを表すもので、弾性波探査という試験にて地盤に発生させた弾性波の速度により判別します。

弾性波速度が大きいほど地盤が岩盤で硬質なものであり、小さいほどもう弱で風化や亀裂の度合いが大きいと判断されます。

4)適当です

建設機械の作業能力は時間当たりの平均作業量にて判断され、1日または1月あたりで作業能力を表す場合の基本となります。

作業能力を算定する基本式は

Q(時間当たりの作業量)=

q(1作業サイクルの標準作業量)×n(時間当たりの作業サイクル数)

 ×f(土量換算係数)×E(作業効率)

で算定されます。

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03

正解は「1」です。
トラフィカビリティーは一般的には、
コーン指数によって表します。

2.正しいです。
作業効率は、一般に、以下の要因があります。
気象条件、地形や作業上の広さ、土質の種類や状態、工事の規模や作業の連続性、
交通条件、工事の段取り、建設機械の管理状態、運転員の技量

3.正しいです。
リッパとは、ブルドーザの後部に取り付ける器具を使用し、
発破をせずに岩掘削を行うことです。

4.正しいです。
現在、国交省の標準歩掛では、日当たり施工量で表しています。

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04

1〇
トラフィカビリティーとは建設機械の走行しやすさを示す指標で一般にコーン指数で評価されます。

作業効率を上げるために、建設機械の選定や配置を検討する必要があります。

リッパビリテイは岩盤の強度が重要な指標となります。

建設機械の作業能力は、1作業サイクル当たりの標準作業量、時間当たりの作業サイクル数、土量換算係数、作業効率で求められます

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