2級土木施工管理技術の過去問
令和元年度(後期)
土木 問50
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和元年度(後期) 土木 問50 (訂正依頼・報告はこちら)
工程管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 工程表は、工事の施工順序と所要の日数などを図表化したものである。
- 工程計画と実施工程の間に差が生じた場合は、あらゆる方面から検討し、また原因がわかったときは、速やかにその原因を除去する。
- 工程管理にあたっては、実施工程が工程計画より、やや上まわるように管理する。
- 工程表は、施工途中において常に工事の進捗状況が把握できれば、予定と実績の比較ができなくてもよい。
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この過去問の解説 (3件)
01
工程管理方法には、横線式工程表や曲線式工程表、ネットワーク工程表などがあります。
2×
計画工程より実施工程が早くても遅くても、計画を見直す必要があります。
3×
実施工程が計画工程よりやや上回る形が理想的です。
4○
予定と実績の比較は進捗状況の確認するために重要な項目になります
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02
1)適当です
工程表とは各作業の予定や日数、実際の進行度合いなどをわかりやすく表に表したものです。
各作業の進行度を棒を伸ばすように表したガントチャート式や、工期の間の所要日数ごとに区分けして予定期間と実際期間を表すバーチャート工程表、各作業の開始と終了をイベントと称して矢線で結び必要日数を書き記して結んでいくネットワーク式工程表などがあります。
2)適当です
工程管理の手順としては、まず工程表作成などの工程計画を立案し、実際に工事を進めつつ計画と実施の比較を常に管理します。
予定工程と実際工程はバナナ曲線と呼ばれる工程管理曲線工程表に表すとその差が分かりやすく、設定された上方許容限界線と下方許容限界線を越えると進行度に問題が発生したと判明され、早急に責任者と現場担当者などで協議し解決する必要があります。
3)適当です
作業にあたり工程は常に予定計画工程よりも少々上回るように手配します。
工程作成では常に天候悪化や材料搬入の遅れ、事故などによる傷病などを考慮して余裕をもって計画するようにしますが、それ以上に予測不能な事態に見舞われる場合もあるために作業は上方許容限界を超えない範囲で予定よりも進めるようにします。
4)適当ではありません
工程は常に予定計画と実際の進行度の双方を把握し比較できるように表示します。
各工事それぞれが独立しているわけではなく、完了して初めて取り掛かれる作業も存在するためです。また今後の進行度が上昇するか下降するかを予測し作業の速度を調整する必要もあるため、進捗状況のみではそれらに対応することが不可能となります。
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03
比較を行うことができるようにし、
常に工程表を再評価、再検討を繰り返す必要があります。
1.正しいです。
工程表は、横線式、座標式、曲線式、ネットワーク式などがあります。
また、工程表は、全体工程表と部分工程表(細部工程表)と
にわけて作る場合があります。
2.正しいです。
おおよそ計画に対し±10%程度の差が生じた場合、
計画を見直す必要があります。
3.正しいです。
工程計画は、実施に対して少し余裕を持って計画を行います。
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