2級土木施工管理技術の過去問
令和元年度(後期)
鋼構造物塗装 問73

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この過去問の解説 (3件)

01


ブラスト処理とは、研磨材を噴射して摩擦面を作る表面加工の処理方法です

現場連結部の塗装は、十分な養生を行いスプレー塗装が望ましいです

無機ジンクリッチプライマーは、速乾性があり鋼材面への密着性に優れており、6ヶ月程度の屋外暴露に耐え、さび面とは密着しないので、必ずブラスト処理を行った鋼板に塗付します。
4〇
溶接は熱により部材同士を接着する工法であるため、その施行部付近は高温になります。そのため、熱により塗装が劣化することになるため、現場溶接付近には塗装を行いません

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02

1)適当です

現場溶接部は動力工具処理では十分な素地調整が不可能なため、一般の塗装部と比較してさびの発生が早く劣化が進行します。そのため溶接部の素地調整はブラスト処理を原則とし、また近年採用が多くみられるブラスト面形成動力工具なども使用し面積の小さい部分の素地調整に対処します。

2)適当です

現場溶接部の塗装は十分な換気をした上でのスプレー塗装が望ましいとされ、もしスプレー塗装が不可能な場合にははけ塗りやローラー塗りとします。

防食下地の有機ジンクリッチペイントや下塗りの超厚膜形エポキシ樹脂塗料などははけ塗りやローラー塗りでは必要な厚膜が得られないので2回塗りとします。

3)適当です

現場溶接部近傍では溶接や予熱による熱の影響で塗膜が劣化する可能性があるため未塗装とします。溶接部にはさびの発生を抑えるために無機ジンクリッチプライマーや無機ジンクリッチペイントを塗付することが望ましいとされています。

4)適当ではありません

現場溶接部近傍は溶接や予熱による熱の影響で塗膜が劣化する可能性があるので原則未塗装とします。未塗装範囲は熱に影響を受ける部分のほか、自動溶接機の取り付けや超音波探傷の施工などを考慮し決定します。

なお溶接部にはさび防止のために無機ジンクリッチプライマーなどを塗付しておきます。

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03

正解は4です。

1は適切です。
ブラスト処理とは、研磨材を噴射し摩擦面を作る
表面加工の処理方法のことです。

2は適切です。
スプレー塗装では、はけやローラーでは塗りづらい部分までしっかり塗装できます。
現場連結部の塗装は、十分な養生を行いスプレー塗装が望ましいです。

3は適切です。
無機ジンクリッチプライマーは、速乾性があり鋼材面への密着性に優れており、
6ヶ月程度の屋外暴露に耐えます。
しかし、必ずブラスト処理を行った鋼板に塗付するなどの制約があります。

溶接は熱により部材同士を接着する工法なので、
その施行部付近は高温になります。
そのため、熱により塗装が劣化することも多く、
現場溶接付近には塗装を行わないことが一般的です。
よって4は不適切です。

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