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2級土木施工管理技術の過去問 令和元年度(後期) 鋼構造物塗装 問75

問題

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溶融亜鉛めっき面の塗装に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
   1 .
溶融亜鉛めっき面は、当初金属光沢を持っているが、時間の経過とともに金属光沢が消失して灰色に変わったり、黒変したり白さびが生じることがある。
   2 .
溶融亜鉛めっき面は、亜鉛が消耗して鋼材が腐食しはじめた場合、再度めっきで補修することは困難なことが多く、適切な時期に塗装による補修を行う必要がある。
   3 .
溶融亜鉛めっき面は、化学的に活性であり、しかも両性金属としての性質をもつため酸やアルカリ雰囲気の影響を受けない。
   4 .
溶融亜鉛めっき面に塗装する場合は、安定した塗膜の密着性を確保するため、研磨処理、スィープブラスト処理、りん酸塩処理などの塗装前処理を行うことが極めて重要である。
( 2級土木施工管理技術検定学科試験 令和元年度(後期) 鋼構造物塗装 問75 )
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この過去問の解説 (3件)

5

1)適当です

溶融亜鉛めっき面は、当初は表層が純亜鉛層により光沢を放っており、時間が経過するとともに下層の合金層が現れ灰色や、また鉄成分の腐食によって黄褐色や黒色などになる場合もあります。

変色しても耐食性は保有していますが、使用する場合は外観が変色すること視野に入れて計画します。

2)適当です

溶融亜鉛めっき面は表層の純亜鉛層が消耗したり腐食したりすると変色しますが、めっきを再度施すことはコストと手間の両面から困難な場合が多いため、塗装にて美観を回復させます。

塗替えの場合は塗膜との付着性を考慮しスィープブラストなどでめっき面を適切に下地処理し、融解亜鉛めっき面用の塗装系にて塗装する必要があります。

3)適当ではありません

溶融亜鉛めっき面は化学的に活性で、両性金属の性質を備えているために酸やアルカリ雰囲気の影響を受けやすくなっています。そのためこのような環境下では安定した酸化皮膜が形成されにくく、海岸など塩分飛来量が多い地域では早期に亜鉛が消耗して耐久性の保持ができない場合があります。

この場合亜鉛めっき面には耐薬品性があり透水性の小さな塗料を使用します。

4)適当です

溶融亜鉛めっき面は塗膜の安定した密着性を確保するために塗装前には素地調整をしっかり施すことが重要です。

りん塩酸処理は亜鉛めっき表面に不活性なりん塩酸のち密な結晶を形成し、塗装面をめっき面よりも科学的に安定させつつ塗膜の付着性を向上させます。

スィープブラスト処理は表面の付着物をより高度に除去するとともに表面粗度を確保し塗料の長期的な密着性を確保するものです。

研磨処理はパワーツール処理とも呼ばれ、ワイヤーブラシやディスクサンダーなどの工具を用いて塩化物やさびを除去するものです。

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2

溶融亜鉛めっきは、塩分の多い環境下では消耗が早いことから、飛来塩分量の多い地域や凍結防止剤の影響を受ける部材への適用には限界があります

亜鉛めっき面は化学的に活性で、両性金属としての性質をもつため,酸やアルカリ雰囲気の影響を受け易いので上塗り塗料が重要になります
3〇
長期耐久性を保持するため亜鉛めっき面に施す塗装には、耐薬品性があり透水性の小さな塗料を用いる必要があります。

スイープブラストは、普通、ミルスケールなどの除去には使わず、一次プライマーの清掃や一次プライマーと無機質ジンクリッチペイントとの付着性を強固にする目的で塗膜表面を軽くブラストする方法です。

2
正解は3です。

1は適切です。
溶融亜鉛めっきは、塩分の多い環境下では消耗が早く、
飛来塩分量の多い地域などでの適用には限界があります。

2は適切です。
亜鉛めっき面は両性金属としての性質をもつため、
酸やアルカリ雰囲気の影響を受けやすいので、上塗り塗料が重要になります。

両性金属は酸とも塩基とも反応する物質です。
よって、3は不適切です。

4は適切です。
スィープブラスト処理は、一次プライマーの清掃や
一次プライマーと無機質ジンクリッチペイントとの付着性を強固にする目的で
塗膜表面を軽くブラストする処理のことです。

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