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2級土木施工管理技術の過去問 令和元年度(後期) 薬液注入 問91

問題

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地下水位低下工法に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
   1 .
地下水位低下工法を採用する場合は、地下水位の低下による周辺井戸及び公共用水域への影響ならびに周辺地盤の沈下と構造物に与える影響を十分検討する。
   2 .
地下水位低下工法は、対象とする砂層中に薄い不透水層の存在が確認されても目的とする水位低下の効果がある。
   3 .
ウェルポイント工法は、ウェルポイントの打込みによる一様なサンドフィルタ径の形成やパイプ類の継手部分の気密保持、地表部のシールなどに留意する。
   4 .
ディープウェルを設置する場合は、削孔によって水位低下させる帯水層の本来の透水性を低下させないように施工する。
( 2級土木施工管理技術検定学科試験 令和元年度(後期) 薬液注入 問91 )
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この過去問の解説 (3件)

3
正解は2です。

1は適当です。
地下水が低下することで、井戸枯れなどが発生する可能性がありますので、
あらかじめ必要な個所に上水道を整備するなどの対策が必要です。

地下水位低下工法では、砂質シルト層など完全な不透水層でない場合は、
鉛直方向の透水係数を試験し、下部からの流入量を検討する必要があります。
よって2は不適当です。

3は適当です。
ウェルポイント工法は、
ウェルポイントという吸水管を取り付けたパイプを地盤中に打ち込み、
真空ポンプを用いて強制的に排水する工法を言います。
砂地盤での使用が多い工法です。

4は適当です。
ディープウェル工法は、井戸(ウェル)内に集まる地下水を
水中ポンプで揚水する重力排水工法です。
透水性の高い、砂質土地盤に用いられます。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

1)適当です

地下水位低下工法は地盤の液状化対策を目的として行われますが、その際には揚水試験を実施します。

揚水試験では、周辺地盤の沈下など地下水位が低下した場合の影響を十分に考慮します。また、水位低下量を計算するための透水係数や貯留係数を把握し、現在位置での水位低下の可能性の有無を推測します。

2)適当ではありません

土層の中に砂質シルト層のような不透水層ではない層がみられる場合は、雨水などが矢板の先端よりもっと深いところから流れてくる可能性があります。

そのため不透水層が確認された場合は、鉛直方向の透水係数を試験した上で下部からの流入量を検討することも必要となります。

3)適当です

ウェルポイント工法は地中に給水管を取り付けたウェルポイントを打ち込み、真空圧を生じさせ強制的に排水し地下水位を低下させ掘削を容易にするものです。

打ち込みの際にはウェルポイントやライザーパイプの周囲にサンドフィルタを連続して形成しておく状態に、また上端には粘土等を充填して気密を保持した状態を保ち、継手は完全に密閉されている必要があるので十分に留意します。

4)適当です

ディープウェル工法は掘削構内外に深井戸(ディープウェル)を設置し、井戸内に流入する地下水をポンプで排出することにより地下水位の低下や地盤改良などの効果を得るものです。

ウェルポイント工法よりも高い地下水位低下の効果が期待できますが、帯水層の透水係数を低下させることにより地盤内の水圧のバランスが崩れる懸念があるため本来の透水係数を保持するようにします。

2

地下水の低下により井戸枯れなどが発生する可能性がありますので、あらかじめ必要な個所に上水道を整備するなどの対策が必要になります。
2〇
地下水位低下工法は、不透水層の場合は鉛直方向からの透水は想定しませんが、透水層の場合には下部からの水の流入を想定し対策を検討する必要があります

ウェルポイント工法は、ウェルポイントという吸水管を取り付けたパイプを地盤中に打ち込み、真空ポンプを用いて強制的に排水する工法です。

ディープウェル工法は井戸に集まる地下水を揚水する重力排水工法なので、透水性の大きい地盤に用いられます。

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