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2級土木施工管理技術の過去問 令和元年度(後期) 薬液注入 問92

問題

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水道、ガスなどの地下埋設物により生じた土留め(鋼矢板)の欠損部を防護するための薬液注入に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
   1 .
既設埋設管の損傷を防ぐ方法としては、管が埋設されている深度では、ロータリーを使わずにジェットで削孔する方法がある。
   2 .
地盤に礫が混入しているときには、ジェットによる削孔方法がとれないこともあるので、更に慎重に埋設管の位置を確認し、注意しながら削孔作業を進める。
   3 .
薬液注入箇所において注入孔が、埋設管などにより垂直方向に確保できない場合は、注入孔を斜め方向に設置する。
   4 .
薬液注入効果が確実に期待できる場合は、掘削中に欠損部には矢板を設置せずに改良体をむき出しで掘削を行うことができる。
( 2級土木施工管理技術検定学科試験 令和元年度(後期) 薬液注入 問92 )
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この過去問の解説 (3件)

4
正解は4です。

1は適当です。
ジェット削孔では、孔壁は平坦ではなく凹凸のある面になるので、
充填剤がよくかみ合い、付着性能が高くなっています。

2は適当です。
埋設管は生活に重要なインフラであり、
傷つけることのないように、
図面上だけでなく試掘などを行って、
確実に位置を確認する必要があります。

3は適当です。
薬液を確実に注入する必要があります。
垂直方向が難しい場合は、斜めでも施工できます。

土留め欠損部からの出水も考えられるので、
必ず矢板を設置する必要があります。
むき出しで行うことはありませんので、
4は不適当です。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

1)適当です

注入管の削孔は所定の位置や震度を正確に行い、地下埋設物を損傷させないように配慮する必要があります。

ジェットでの削孔は二重管や三重管から空気を伴った超高圧の水や硬化剤などを噴射することでスライムを地表に排出させつつ改良体を造成するもので、土留め欠損部の止水や背面部の補強、また地盤強化の効果があります。

2)適当です

ジェットによる削孔は水や硬化剤を超高圧で噴射することにより土をスライム状にして地表へ流出させるものなので、礫が多いとスライムを形成できない場合があります。

その場合は噴射せずダブルパッカ工法などで埋設物に影響が出ないようにケーシングし、薬液を浸透注入させるようにします。

3)適当です

薬液注入工法は360度どの方向からでも施工が可能という特徴があるので、埋設物や管により垂直方向での掘削が不可能な場合は可能範囲で角度を変更することができます。

しかし垂直よりも効率が低下するため、角度によって削孔効率を係数により補正する必要があります。

また、地盤の土質によっても1m当たりの削孔補正時間が変わるので注意が必要です。

4)適当ではありません

薬液注入工事では地盤崩壊や地下埋設物や地下室などへの薬液流入を防止する事が前提となります。よって注入効果が確実に期待できる場合でも矢板による遮断壁は十分に設置する必要があり、この設問は間違いとなります。

他には流入の有無を監視する観測井を設置し、電気等の空管路は水を循環させて濁りを確認するなどの方法も取られます。

2

ジェット削孔は、コンクリートを削孔するものの鉄筋は損傷せずに施工が出来るため、構造物に優しく耐久性の高い補修、補強工事が可能です。

埋設管は生活に重要なインフラなので、図面上だけでなく試掘などを行い位置を確認する必要があります。

薬液を確実に注入する必要があり、斜めでも施工できます。
4〇
土留め欠損部からの出水も考えられるので、矢板を設置する必要があります

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