2級土木施工管理技術の過去問
令和元年度(後期)
薬液注入 問106

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この過去問の解説 (4件)

01

1)適当ではありません

溶存酸素(DO)はDissolved Oxygenの略で、大気中から水中に溶け込んでいる酸素の量を表します。

この溶存酸素が減少すると水中の好気性微生物などの活動が減少するため、腐敗し汚濁していることになります。

よってこの設問は間違いです。

2)適当です

浮遊物質(SS)はSuspended Solidsの略で、水中に浮遊する粒径2mm以下の不溶解性物質です。

この物質が水中に多数存在すると水の透明度が減少し太陽光が遮られ、藻などの光合成が妨害されるため水の汚濁が進みヘドロなど汚染物質が発生します。

3)適当です

化学的酸素要求量(COD)はChemical Oxygen Demandの略で、水中の酸素を必要とする有機物などの被酸化性物質が多数存在する場合に認められます。

この要求量が多いほど有機物が多く、水質が汚染されているとされています。

4)適当です

水素イオン濃度指数(PH)は水や溶液の酸性、アルカリ性の程度を示す物理的な量を表します。

PH0からPH14までの範囲が刻まれ、中央値のPH7を酸性でもアルカリ性でもない中性として、それより低いPH0からPH6までが酸性、高いPH8からPH14までをアルカリ性とします。

通常雨水や空気に触れた水はごく弱い酸性を示します。

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02

正解は「1」です。
溶存酸素の数値が小さいと、酸素不足により水中生物の壊死が発生し、
汚濁が進みます。

2.正しいです。
浮遊物質の量が増えると、魚類のエラが塞がれて窒息死したり、
有機性物質の堆積により腐敗して悪臭が発生したりします。

3.正しいです。
水中の有機物が多いほど分解に必要な
酸化剤の消費量が多くなるため、値が大きくなります。

4.正しいです。
pH試験紙やpH計などで簡易に測定できます。

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03

1.✕

溶存酸素( DO )とは、水中に溶解している酸素量のことです。一般的には数値が大きいほど水質がきれいで、数値が小さいと水中の生物が生息できません。よって不適当です。

2.〇

水中の浮遊物質(SS)の量を測定することで、水がどの程度汚れているかを判定します。

3.〇

設問の通りです。CODのCはケミカル(化学的)を表します。また、BODは生物化学的酸素要求量のことで、Bはバイオケミカル(生物化学的)を表します。

4.〇

設問の通りです。PH1~6を酸性、PH7を中性、PH8~14をアルカリ性としています。

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04

正解は1です。

溶存酸素(DO)の値が大きいほど、
水質は良好であることを意味します。
よって、1は不適当です。

2は適当です。
浮遊物質(SS)は粘土鉱物による微粒子、
動植物プランクトンやその死骸などや
下水などに由来する有機物、金属の沈殿物といった、
沈降性が少ない粒子性物質のことです。
ろ過器やろ過材を使用して測定します。

3は適当です。
化学的酸素要求量(COD)は酸素消費量とも呼ばれ、
代表的な水質指標の一つです。
過マンガン酸カリウムを使用して計算します。

4は適当です。
水素イオン濃度指数( pH 値 )は一般的に0~14で示します。
市販のpHメーターによって計測可能です。

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