2級土木施工管理技術の過去問
令和2年度(後期)
土木 問8
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和2年度(後期) 土木 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄筋の組立と継手に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- 継手箇所は、同一の断面に集めないようにする。
- 鉄筋どうしの交点の要所は、溶接で固定する。
- 鉄筋は、さびを発生させて付着性を向上させるため、なるべく長期間大気にさらす。
- 型枠に接するスペーサは、原則としてプラスチック製のものを使用する。
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この過去問の解説 (3件)
01
よって、適当です。
2)鉄筋どうしの交点の要所は、直径0.8㎜以上の焼きなまし鉄線又は適切なクリップを用いて固定し、原則として溶接をしてはいけません。
よって、適当ではありません。
3)さびは、鉄筋とコンクリートの付着を害するものです。鉄筋を組み立てる前に清掃し、取り除かなければなりません。
よって、適当ではありません。
4)型枠に接するスペーサーは、モルタル製もしくはコンクリート製のものを使用します。
よって、適当ではありません。
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02
1)適当です
鉄筋の継手箇所は引っ張り応力の大きい断面を避け、同一断面に集めないことを原則とします。そのため継手位置を軸方向に相互にずらすように配置し、距離は継手長さに鉄筋直径の25倍を加えた長さ以上とします。
また継手部と隣接する鉄筋との空きや継手部相互の空きは、粗骨材の最大寸法以上とする必要があります。
2)適当ではありません
鉄筋は図面で定めた位置に配置し、コンクリート打設中に移動しないようにします。原則として溶接してはならないことになっています。鉄筋の交点の要所は0.8mm以上のなまし鉄線またはクリップで緊結し、鉄筋が移動しないようにします。
設計図書に特別な組み立て架台が指定されている場合はそれに従うものとします。
3)適当ではありません
鉄筋は組み立てる前にはこれらを清掃し、浮きさびや油汚れなどコンクリートとの付着性を低下させるおそれのあるものは徹底して取り除かなければいけません。
そのため保管時やコンクリート打ち込みまでの期間、構造物より露出させておく場合は損傷や腐食を受けないよう保護する必要があります。
4)適当ではありません
鉄筋のかぶりとは、鋼材の表面からコンクリート表面までを測定したコンクリートの厚さの事で、スペーサはこの鉄筋のかぶり厚さを保持するために、型枠や捨てコンクリートと鉄筋の間に差し入れて間隔を確保するものです。
主にモルタルやコンクリート製のものを使用し、稀に梁や柱、地下外壁などのスペーサは側面に限りプラスチック製でも良いとされています。
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03
継手箇所は、同一断面に集めないようにすることが原則となります。
2.間違いです。
交差部の要所は、溶接ではなく、0.8mm以上の鉄線で結束します。
3.間違いです。
さびはコンクリートの破損につながるため、組立前にさびの除去が必要になります。
4.間違いです。
型枠に関するスペーサーは、コンクリート製またはモルタル製で、
本体コンクリートと同等以上の品質を有するものを使用します。
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