2級土木施工管理技術の過去問
令和2年度(後期)
土木 問24
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和2年度(後期) 土木 問24 (訂正依頼・報告はこちら)
トンネルの山岳工法の観察・計測に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 観察・計測の頻度は、掘削直前から直後は疎に、切羽が離れるに従って密に設定する。
- 観察・計測は、掘削にともなう地山の変形などを把握できるように計画する。
- 観察・計測の結果は、施工に反映するために、計測データを速やかに整理する。
- 観察・計測の結果は、支保工の妥当性を確認するために活用できる。
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この過去問の解説 (3件)
01
測定頻度は、変位速度もしくは切羽からの離れによって決まります。
一般的に、変位速度によって決まる測定頻度と、
切羽からの離れより定まる測定頻度を比較して、
頻度の高い方を採用することになります。
2.正しいです。
観察・計測の目的の一つに、地山挙動にもとづいて
安全かつ経済的な支保構造を検討することがあります。
そのため、地山の変形などを把握できるように計画する必要があります。
3.正しいです。
測定は掘削後速やかに行い、整理し、施工に反映させる必要があります。
4.正しいです。
支保の変位・変形を計測することで、地山の挙動を推定し、
支保の妥当性および安全性の確認ができます。
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02
よって、適当ではありません。
2)観察・計測は、掘削に伴う地山の変化や支保部材の効果、周辺への影響などを調べるために行います。それらを把握できるように計画します。
よって、適当です。
3)観察・計測のデータは速やかに整理し、その結果を設計・施工に反映することが重要です。
よって、適当です。
4)観察・計測の結果は、工事の安全性・経済性の確保、設計・施工の妥当性を評価することに活用します。
よって、適当です。
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03
1.✕
掘削直後は天端部の沈下などの変状発生が考えられるため、掘削直前から直後を密に設定します。よって不適当です。
2.〇
設問の通りです。地山の変形などを把握できるように計画する必要があります。
3.〇
設問の通りです。計測データを速やかに整理し施工に反映することで、事故発生等を防止します。
4.〇
設問の通りです。支保工の変位等を計測し、その妥当性について確認します。
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