2級土木施工管理技術の過去問
令和2年度(後期)
薬液注入 問97
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和2年度(後期) 薬液注入 問97 (訂正依頼・報告はこちら)
二重管ストレーナー工法(複相型)の施工手順に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 削孔は、削孔水を利用して、所定深度まで行う。
- 一次注入は、削孔完了後、緩結性薬液に切り替え、注入管周囲のシール及び粗詰め注入を行う。
- 二次注入は、一次注入と同じステップで、中結から緩結性薬液による浸透注入を行う。
- 注入完了は、ステップアップしながら一次注入、二次注入の手順を繰り返し、所定改良区間の注入を行う。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「2」です。
一次注入は、緩結性薬液ではなく瞬結性薬液を使用します。
緩結性薬液は、二次注入にて使用します。
1.正しいです。
二重管ロッドで所定深度まで削孔します。
3.正しいです。
一次注入(瞬結性薬液)と二次注入(緩結性薬液)を繰り返し使用します。
4.正しいです。
前述の通り、二種類の使用薬液があるため、各ステップごとに切り替える必要があり、
作業と管理が煩雑になります。
【施工手順の概要】
①所定深度まで削孔
②一次注入(瞬結性薬液)
③二次注入(緩結性薬液)
④ステップアップしながら②と③を繰り返し、所定改良区間の注入を実施
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02
適当です。
2.誤
一次注入は”緩結性薬液”ではなく”瞬結型注入材”を用います。
3.正
適当です。
4.正
適当です。
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03
二重管ストレーナー工法の特徴や施工手順、施工時の留意点を整理することがポイントになります。
薬液注入工における削孔は、施工計画に基づいて所定の深さまで行います。
よってこの記述は適当です。
一次注入は、瞬結性薬液を注入して、注入管周囲のシール及び粗詰め注入を行う工程です。
よって、この記述は不適当です。
二次注入は、中結~緩結性薬液による浸透注入を行います。
よって、この記述は適当です。
注入工事は、瞬結性薬液と浸透性薬液を交互に注入することで、改良区間の注入を行います。
よって、この記述は適当です。
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