2級土木施工管理技術の過去問
令和3年度(前期)
土木2 問135

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この過去問の解説 (3件)

01

適当でないものは 3 です。

1.ケーソン式混成堤を採用するための自然条件です。

2.ケーソンは中が空洞で海に浮かべることができるので、引き船でえい航することができます。

3.起重機船は、ケーソンの設置に使用されます。中詰め材の投入にはガット船が使用されますので、設問の記述は誤りです。

4.設問の記述の通りです。ケーソンの据え付けにあたっては、水平に沈める必要があるため、均等に海水を注入し、据付け面に近づいたら慎重に位置調整を行います。

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02

ケーソン式混成堤とは、防波堤の構造形式の一つで、直立部はケーソンとよばれる底のない円形あるいは方形の枠(コンクリート製、鋼製)を用いて基礎とした形式と、傾斜部を捨石を用いた基礎形式を兼ね合わせたものです。比較的軟弱な地盤で水深が深い場所に設置されています。

1 .ケーソンは、海面がつねにおだやかで、大型起重機船が使用できるなら、進水したケーソンを据付け場所までえい航して据え付けることができます。

適当です。

2 .ケーソンは、波が静かなときを選び、一般にケーソンにワイヤをかけて引き船でえい航する。

適当です。

3 .ケーソンの中詰め材の投入には、一般に起重機船を使用します。

適当ではありません。

中詰め材の投入には、ガット船という砂や石を浚渫(しゅんせつ)、運搬、陸揚げする船が使用されます。

起重機船はクレーンを積んだ船のことをいい、ケーソンを正確な場所への設置に使用されます。

4 .ケーソンの底面が据付け面に近づいたら、注水を一時止め、潜水士によって正確な位置を決めたのち、ふたたび注水して正しく据え付けます。

適当です。

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03

1)適当です

ケーソン式混成堤は水深と波が比較的大きい場所で施工を比較的短期間で行う目的で施工します。

しかしケーソンの据付に関してはなるべく海面が穏やかである必要があります。

ケーソンの設置時は大型起重機船にて現場までえい航し施工します。または前もって近くまで運搬してから水中に沈め、再浮上させて再び設置場所までえい航してから注水、沈設します。

2)適当です

ケーソン式混成堤に使用するケーソンは、ワイヤーを固定して引き船を用いて設置場所までえい航していきます。

えい航には波が穏やかな時に実行し、約2ノットと人が歩く程度の速度でゆっくり運搬していきます。

海岸から施工場所まで距離がある場合などは、あらかじめケーソンを波が穏やかな仮置き場までえい航して水中に沈めて仮置きする場合もあります。

3)適当ではありません

ケーソンは現場で注水、沈設した後は速やかに中詰め材を投入します。

中詰め材は一般的に砂を使用し、重量を増加させるために鋼さいなどの重量のある材料も用いる場合もあります。

中詰め材の投入にはガットと呼ばれる砂利や石材をつかみ上げるアームを備えたガット船を使用します。

4)適当です

ケーソンは設置場所の真上の海面上部から注水して沈めて設置します。

ケーソンが海底面に近づいたら、注水を一時停止して水中に潜水している潜水士によって性格な位置を確認し示します。

その後再注水をしてケーソンを正しい位置に据え付けます。

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