2級土木施工管理技術の過去問
令和3年度(前期)
土木4 問155

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度(前期) 土木4 問155 (訂正依頼・報告はこちら)

建設機械の用途に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • フローティングクレーンは、台船上にクレーン装置を搭載した型式で、海上での橋梁架設等に用いられる。
  • ブルドーザは、トラクタに土工板(ブレード)を取りつけた機械で、土砂の掘削・押土及び短距離の運搬作業等に用いられる。
  • タンピングローラは、ローラの表面に多数の突起をつけた機械で、盛土材やアスファルト混合物の締固め等に用いられる。
  • ドラグラインは、機械の位置より低い場所の掘削に適し、水路の掘削やしゅんせつ等に用いられる。

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この過去問の解説 (3件)

01

適当でないものは 3 です。

1.設問の記述の通りです。それで橋梁架設することをフローティングクレーン架設工法と呼びます。

2.設問の記述の通りです。

3.タンピングローラーは記述の通り、ローラの表面に多数の突起がついていますので転圧面が粗くなります。したがって、アスファルト混合物の締固めに使用されることは、ありえませんので記述は誤りです。

4.設問の記述の通りです。ブームの先端に吊るしたバケットを投下し、手前に引き寄せて土砂掘削する仕組みのため、河川や湖沼等の柔らかい土砂や砂利の掘削に使用されます。

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02

1)適当です

フローティングクレーンは水面に浮かべた台船の上にクレーンを載せた建設機械です。海上や河川などの架橋工事に使用され、台船にはクレーンの他に組み立て済の橋梁などを積み込み、施工場所まで水面を移動してからクレーンで吊り上げ架設していきます。

地上の安定した場所で橋の部材を組み立ててから架設するブロック工法を採用するので、不安定な水場でも工期が短くなります。

2)適当です

ブルドーザはトラクタに土砂を押し出す土工板(排土板、ブレードとも呼びます)を取り付け、主に土砂の掘削や運搬、押土、敷き均し、整地、締固めなどあらゆる土工事に用いられる建設機械です。

クローラ式とタイヤ式とがあり、地盤の状態などにより用途が変わります。

3)適当ではありません

タンピングローラは鋼板製で中が空洞の円筒の表面に10~20cmほどの突起を60~100本程度植え付けた車輪を備えた建設機械です。

突起の先端に荷重を集中できるので、土塊や岩塊などの締固めに効果を発揮しアースダムや築堤、道路に飛行場などの大規模な盛土の締固め作業き適しています。

アスファルト混合物の締固めにはローラの表面が平坦で表面にスジを残さないタンデムローラが適しています。

4)適当です

ドラグラインはアームとロープで保持されたドラグラインバケットを旋回による遠心力を利用して遠方まで放り投げるようにして、地面に沿って手前に引き寄せつつ掘削する建設機械です。

機械本体を移動せずに比較的軟弱で低い地盤を掘削できるので、比較的浅い河川や海岸などのしゅんせつ工事などに適しています。

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03

建設機械の用途について、

1 設問のとおりです。

2 設問のとおりです。

3 タンピングローラは、ローラの表面に無数の突起を有しており、

粘性土の締固めには適していますが、盛土材やアスファルト混合物の締固めには

ロードローラが適しています。よって、3 は適当ではありません。

4 設問のとおりです。

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