2級土木施工管理技術の過去問
令和3年度(前期)
土木4 問156
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度(前期) 土木4 問156 (訂正依頼・報告はこちら)
仮設工事に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 仮設工事の材料は、一般の市販品を使用し、可能な限り規格を統一するが、他工事には転用しないような計画にする。
- 仮設工事には直接仮設工事と間接仮設工事があり、現場事務所や労務宿舎等の設備は、間接仮設工事である。
- 仮設工事は、使用目的や期間に応じて構造計算を行い、労働安全衛生規則の基準に合致するか、それ以上の計画とする。
- 仮設工事における指定仮設と任意仮設のうち、任意仮設では施工者独自の技術と工夫や改善の余地が多いので、より合理的な計画を立てることが重要である。
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この過去問の解説 (3件)
01
1)適当ではありません
架設工事の材料は一般に市販されているものを使用し、可能な限り規格を統一します。
また、架設構造物は使用期間が短いのでなるべく使いまわすように心がけ、工事終了後は汚れを取り除くなどして他工事にも転用できるようにします。
2)適当です
仮設工事には直接仮設工事と間接架設工事に分けられます。
直接仮設工事は主に現場で作業に使用する足場や土留めの鋼矢板、仮囲いなど建設工事を実行するために必要な仮設を行うためのものです。
間接仮設工事は、作業にあたる人員が休憩したり仮事務所とするための仮設建物、そこで使用する電気や水道などの接続工事など、仮設工事や本工事に携わる者のための工事です。
3)適当です
仮設工事はその使用目的や期間まどに応じ、作業中の衝撃や振動を十分考慮した上で設計荷重を用いて構造計算を行い、さらに労働安全衛生規則にも合致するかそれ以上の計画にしなければいけません。
また仮設構造物は使用期間が短いので安全率は多少割り引きますが、使用期間が長いものについては相応の安全率を採用する必要があります。
4)適当です
指定仮設は土留めや締切りなどで特に大規模かつ重要なものについて、発注者が本工事と同様に設計仕様、数量、設計図面、施工方法、配置などを指定するものです。
任意仮設は仮設備の経費は契約上で計上されますが、構造や条件は明示されていないので受注者や施工者の自主性に委ねられるため、合理的計画や創意工夫が重要となります。
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02
適当でないものは 1 です。
1.仮設工事に用いる材料は、使用後は原則的に他工事での転用を前提に考えますので、使い回しやすいよう市販品や規格の統一を図り、大事に使用するよう心掛けます。したがって記述は不適当です。
2.設問の記述の通りです。直接仮設は、構造物を築造するのに直接必要な型枠や足場、桟橋等で、間接架設は構造物に直接関係しないが必要となる現場事務所、現場宿舎、試験室等の設備で、共通仮設とも呼ばれます。
3.設問の記述の通りです。
4.設問の記述の通りです。指定仮設は契約図書に明記されますので、それ以外は任意仮設となります。
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03
1 "他工事には転用しないような計画にする" とありますが、
仮設工事の材料自体が安全面に問題のない状態であれば、転用しても問題はありません。
ただし、著しく損傷や変形の激しいものなどは転用してはなりません。
よって、1 は適当ではありません。
2 設問のとおりです。
3 設問のとおりです。
4 設問のとおりです。
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