2級土木施工管理技術の過去問
令和3年度(前期)
土木4 問160

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問題

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「1」です。

レディーミクストコンクリート(生コン)は、現場受入時に品質検査を行います。

2.正しいです。

購入者の指定した材齢で購入することができます。

3.正しいです。

コンクリートの品質管理項目は、

①スランプ、②空気量、③塩化物含有量、④強度などがあります。

4.正しいです。

スランプの許容値は、8〜18cmの場合、許容値±2.5cmのため、

12cmの場合は下限値9.5cmとなります。

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02

レディーミクストコンクリートとは、工場で練り混ぜをし、打設現場に運搬されるコンクリート(生コンクリート)のことです。設問は、レディーミクストコンクリートに関する品質管理事項について述べています。現場で生コンの受け入れ検査、工場での圧縮強度試験を経験している方は現場での試験内容を思い出しながら設問を解いてみましょう。

選択肢1. レディーミクストコンクリートの品質検査は、すべて工場出荷時に行う。

レディーミクストコンクリートの品質検査は、工場出荷時ではなく現場で荷下ろし時に行います。1台目のミキサー車から生コンを一輪車などで少量採取し、スランプ試験や空気量試験をしている光景を見たことがあるかと思います。

選択肢2. 圧縮強度試験は、一般に材齢28日で行うが、購入者の指定した材齢で行うこともある。

設問の通りです。一般的には4週強度(材齢28日)で行いますが、購入者が指定した材齢で行うこともできます。例えば、28日目が祝日の場合などは日時をずらして行うこともあります。強度が確認できれば問題ありません。

選択肢3. 品質管理の項目は、強度、スランプ、空気量、塩化物含有量である。

設問の通りです。強度は生コン工場の試験室などで確認するので、荷下ろし時はテストピースの採取を行います。スランプ、空気量、塩化物含有量は荷下ろし時に確認します。

選択肢4. スランプ12cmのコンクリートの試験結果で許容されるスランプの下限値は、9.5cmである。

設問の通りです。スランプの許容値は、8〜18cmの場合、±2.5cmなので、スランプ12cmの場合の許容値は9.5~14.5cmとなります。

まとめ

レディーミクストコンクリートの品質管理項目は、現場で生コンクリート受け入れ時に合格か不合格か判断するために必要な知識なので、以下の規格値について覚えておいてください。

スランプ:2.5cmで±1cm、5及び6.5cmで±1.5cm、8~18cmで±2.5cm、21cmで±1.5cm

     (最低限8~18cmで±2.5cmを覚えてください)

空気量:±1.5%(コンクリートの種類により空気量は変わりますが、許容値は同じです。ひとまず普通コンクリート5.0%±1.5%を覚えてください)

塩化物含有量:0.30kg/m3以下(購入者の承認を受けた場合は0.60kg/m3以下)現場ではカンタブと呼ばれる試験票で測定します。

強度:1回の試験結果が呼び強度の85%以上、3回の試験結果の平均値が呼び強度以上です。

 

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03

1.誤りです。レディーミクストコンクリートの品質検査は現場の荷卸し時に試験を行う必要があります。

2.正しいです。圧縮強度試験は材齢28日で行うことが多いですが、購入者が指定した材齢で行うこともできます。

3.正しいです。品質管理の項目は、強度、スランプ、空気量、塩化物含有量の試験を行い確認します。

4.正しいです。荷卸し時のスランプは8~18㎝以内の場合、±2.5㎝だけ許容することができます。

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