2級土木施工管理技術の過去問
令和3年度(前期)
土木5 問163
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度(前期) 土木5 問163 (訂正依頼・報告はこちら)
施工計画作成のための事前調査に関する下記の文章中の( )の( イ )から( ニ )に当てはまる語句の組合せとして、適当なものは次のうちどれか。
・( イ )の把握のため、地域特性、地質、地下水、気象等の調査を行う。
・( ロ )の把握のため、現場周辺の状況、近隣構造物、地下埋設物等の調査を行う。
・( ハ )の把握のため、調達の可能性、適合性、調達先等の調査を行う。また、( ニ )の把握のため、道路の状況、運賃及び手数料、現場搬入路等の調査を行う。
・( イ )の把握のため、地域特性、地質、地下水、気象等の調査を行う。
・( ロ )の把握のため、現場周辺の状況、近隣構造物、地下埋設物等の調査を行う。
・( ハ )の把握のため、調達の可能性、適合性、調達先等の調査を行う。また、( ニ )の把握のため、道路の状況、運賃及び手数料、現場搬入路等の調査を行う。
- イ:近隣環境 ロ:自然条件 ハ:資機材 ニ:輸送
- イ:自然条件 ロ:近隣環境 ハ:資機材 ニ:輸送
- イ:近隣環境 ロ:自然条件 ハ:輸送 ニ:資機材
- イ:自然条件 ロ:近隣環境 ハ:輸送 ニ:資機材
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この過去問の解説 (3件)
01
2が正答です。
事前調査は仕様書に記載されている目的の構造物に対して、
要求される品質、自然条件、近隣環境など
施工条件を把握し、工事数量を確認していきます。
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02
施工計画の立案は、事前調査→基本計画→詳細計画→管理計画の手順で行いますが、設問は最初に行う事前調査の内容について述べています。文章の後半の説明を読めば大まかに該当するワードはわかると思います。では問題を見てみましょう。
地域の地形、地質や大雨、大雪などの気象の特性などは自然条件に該当します。地域によっては暑中・寒中コンクリート対策や工事中止期間等の設定などの対応が必要となるため、施工計画時に十分検討することが必要です。
現場周辺の状況、近隣構造物、地下埋設物等は近隣環境に該当します。工事により近隣構造物や地下埋設物に影響がないよう、施工者は地下埋設物調査、架空線調査や振動・騒音調査等を計画します。
「調達」という言葉から、資金や資材などが連想できるかと思います。ここでは、工事に使用する材料や機械を意味する、資機材が該当します。
道路の状況、運賃及び手数料、現場搬入路等というワードから、運搬車両の通行経路のことを言っていることがわかります。ここでは、輸送が該当します。
土木の知識というよりは、単語それぞれの意味を把握し文章のつじつまが合うように考える問題で、比較的正解しやすいかと思います。こういった問題でミスしないよう、落ち着いて問題を解きましょう。
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03
正解は「2」です。
事前調査の目的は、設計図や仕様書と現場の整合性の確認や
施工条件、周辺環境の確認を行うことであり、
問題なく施工するために実施します。
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