2級土木施工管理技術の過去問
令和3年度(後期)
土木 問12

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度(後期) 土木 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

鋼材に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 硬鋼線材を束ねたワイヤーケーブルは、吊橋や斜張橋等のケーブルとして用いられる。
  • 低炭素鋼は、表面硬さが必要なキー、ピン、工具等に用いられる。
  • 棒鋼は、主に鉄筋コンクリート中の鉄筋として用いられる。
  • 鋳鋼や鍛鋼は、橋梁の支承や伸縮継手等に用いられる。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1.正しいです。

硬鋼線材は構造材として使用されず、ワイヤーケーブル等に用いられます。

2.誤りです。

記述は高炭素鋼に関するものです。

3.正しいです。

記載のとおりです。

4.正しいです。

温度変化の影響で伸縮作用が生じにくい鋳鋼や鍛鋼が用いられます。

参考になった数26

02

当設問は、鋼材についてです。各材料の特徴を押さえましょう。

選択肢1. 硬鋼線材を束ねたワイヤーケーブルは、吊橋や斜張橋等のケーブルとして用いられる。

正しいです。

硬鋼線材は、亜鉛メッキ鋼より線、ワイヤーロープなどの

線製品の素材として使われます。

構成成分が異なる材料が21種類あるため目的に応じて使用出来ます。

選択肢2. 低炭素鋼は、表面硬さが必要なキー、ピン、工具等に用いられる。

間違いです。

低炭素鋼は、0.25%未満の炭素含有量、中炭素鋼は、炭素含有量は0.25%-0.6%、

高炭素鋼は、炭素含有量が0.6%を超えるものになります。

硬さが必要なものは高炭素鋼を使用します。

選択肢3. 棒鋼は、主に鉄筋コンクリート中の鉄筋として用いられる。

正しいです。

棒鋼は、異形棒鋼、建築構造用圧延棒鋼等に使用されます。

選択肢4. 鋳鋼や鍛鋼は、橋梁の支承や伸縮継手等に用いられる。

正しいです。

鋳鋼や鍛鋼は、展延性、強度が高いです。

まとめ

鋼材の問題も多いため、しっかりと勉強して把握しておきましょう。

参考になった数15

03

1.適当です。吊橋や斜張橋等の線材として硬鋼線材、ピアノ線材、PC鋼線等が用いられます。

2.適当ではありません。低炭素鋼は軟鋼とも呼ばれ、表面硬さが必要なものには用いられません。

3.適当です。鉄筋コンクリート中の鉄筋は丸鋼及び異形棒鋼等が用いられます。

4.適当です。橋梁の支承には鋼製支承とゴム支承があり、鋼製支承及び伸縮継手には鋳鉄や鍛鋼が用いられます。

参考になった数15