2級土木施工管理技術の過去問 令和3年度（後期） 鋼構造物塗装 問78

適当なものは、４です。

1 .気温が高い場合は、乾燥が遅くなり、多液形塗料では可使時間が短くなる。

適当ではありません。

気温が長ければ一般的に乾燥は早くなります。

2 .湿度が低い場合は、溶剤の蒸発に伴う表面温度の降下によって、大気中の水分が塗膜面に凝縮し白化現象が生じることがある。

適当ではありません。

塗装直後に発生することが多く、表面が凹凸上になり、つやの無い仕上がりとなる現象です。湿度が高い場合や、降雨、結露することで白化現象が生じます。

3 .気温が低い場合は、乾燥が早くなり、塵埃や腐食性物質の付着あるいは気象の急変等による悪影響を受けやすくなる。

適当ではありません。

気温が低いと乾燥が遅くなり、硬化途中の塗膜にチリほこりなどが付着するので悪影響を受けやすくなります。

4 .風が強い場合は、砂塵、海塩粒子、ヒューム等が飛来して未乾燥塗膜に付着する。

適当です。

塗装は天候に左右されやすいので、降雨、強風、高湿度、極度の低温などが予想される場合は事前に施工を中止しておく判断が必要です。

正解は「４」です。

塗装は、天候によって影響を受けるため、

気象条件に柔軟に対応できるようにする必要があります。

1.間違いです。

気温が高い場合、乾燥が早くなります。

2.間違いです。

湿度が高い場合、白化現象が生じます。

3.間違いです。

気温が高い場合、乾燥が早くなります。

正答（適当なもの）は４です。

設問１の気温が高い場合は、乾燥が早くなり、多液形塗料では可使時間が短くなります。「乾燥が遅くなり」という部分は誤りです。

設問２の、大気中の水分が塗膜面に凝縮し白化現象が生じるのは、湿度が高い場合に起きます。「湿度が低い場合」は誤りです。

設問３の内容は、乾燥が遅いと発現する現象です。設問中の「乾燥が早くなり」は誤りです。

設問４は適当です。