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2級土木施工管理技術の過去問 令和3年度(後期) 薬液注入 問153

問題

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薬液注入の注入孔の配置に関する下記の文章中の(   )の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句、又は数値の組合せとして、適当なものは次のうちどれか。

・注入孔の配置は、各注入孔における注入材の( イ )範囲が重なるように注入孔の配置を決定し、改良平面積当たりの本数で設定するよりも隣接注入孔との離隔距離で設定することが望ましい。
・注入孔の間隔は、各注入孔における注入材の( イ )範囲が重なるように考慮して( ロ )mを原則とする。
・注入孔の配置は、注入効果が発揮できる品質を確保するために( ハ )配置とする。
・各注入孔における注入材の( イ )範囲の決定にあたっては、施工実績を参考とし、( ニ )により決定することが望ましい。
   1 .
イ:割裂  ロ:1.0  ハ:複列  ニ:現場注入試験
   2 .
イ:浸透  ロ:1.5  ハ:単列  ニ:理論式・実験式
   3 .
イ:浸透  ロ:1.0  ハ:複列  ニ:現場注入試験
   4 .
イ:割裂  ロ:1.5  ハ:単列  ニ:理論式・実験式
( 2級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度(後期) 薬液注入 問153 )
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この過去問の解説 (3件)

3

まず(イ)について、設問は割裂(かつれつ)と浸透(しんとう)がありますが、文章より注入材の範囲が重なること、(ロ)m間隔に配置する、施工実績により範囲が決定することがわかります。

また、割裂注入は注入材が割裂に入り込み、一つの塊状となり硬化することで、地盤全体を強化するのに対し、浸透注入は粒子間の隙間に注入材が浸透して硬化し、地盤内の粒子を乱すことなく固結させます。割裂注入は範囲が重なると割裂の無い(または既に充填が完了している)場所では注入材の入り込む場所がない為、隆起や地表に吹き出してしまうなどの危険性が発生します。

よって、(イ) は浸透が該当します

次に(ロ)について、設問は1.5(m)と1.0(m)がありますが、注入孔の間隔は通常は1.0mとされています。

よって、(ロ) は1.0が該当します

次に(ハ)について、設問は単列と複列がありますが、単列では浸透範囲が重なる箇所が少なくなります。地盤改良範囲が重ならないということは、それぞれブロック状の強化した地盤があっても地盤全体が強化できたことにはならないので、より重なる箇所の多い複列の方が地盤強化の品質確保に適しています。

よって、(ハ) は複列が該当します

最後に(ニ)について、設問は理論式・実験式と現場注入試験がありますが、文章には”施工実績を参考とし、”とありますので、現場の詳細な情報が必要だと考えます。現場注入試験を行い、実際の現場の土質や地下水位を知ることが必要となります。

よって、(ニ) は現場注入試験が該当します

以上を踏まえると、正しいものは3となります。

1 .イ:割裂 ✕ ロ:1.0 〇 ハ:複列 〇 ニ:現場注入試験 〇

2 .イ:浸透 〇 ロ:1.5 ✕ ハ:単列 ✕ ニ:理論式・実験式 ✕

3 .イ:浸透 〇 ロ:1.0 〇 ハ:複列 〇 ニ:現場注入試験 〇

4 .イ:割裂 ✕ ロ:1.5 ✕ ハ:単列 ✕ ニ:理論式・実験式 ✕

付箋メモを残すことが出来ます。
1

1)適当ではありません

注入孔の配置は、各注入孔において注入材料の浸透範囲が重なり地盤内に材料が行きわたるように計画します。配置計画ではこれらを図面化し、注入孔に番号を割り当てて斜め打ちの有無や地下埋設物などを表示するようにします。

割裂注入では土中に割裂脈を形成、または大きな間隙へ注入材を充填する方式のため、割裂という言葉はこの文章には当てはまりません。

よって(イ)は浸透となるので、割裂とされているこの設問は不正解となります。

注入孔の間隔については注入範囲地盤を均一に改良するため、1.0mが原則とされています。注入作業では配置計画を確認し、未改良部分が発生しないように配慮する必要があります。

よって(ロ)は1.0となるので、この設問は正解となります。

注入孔の配置は複列配置が原則とされています。それぞれの注入孔が重ならないように均等に交互させ、注入材の浸透が全体に行き届くように注意します。

よって(ハ)は複列となるので、この設問は正解となります。

各注入孔の浸透範囲を決定するにあたっては、施工実績を考慮した上で現場注入試験を実施し判断します。注入を計画している地盤、またはこれと同質の地盤において設計通りに施工が実行できるかを調査するものです。

よって(ニ)は現場注入試験となるので、この設問は正解となります。

2)適当ではありません

注入孔の配置は、各注入孔において注入材料の浸透範囲が重なり地盤内に材料が行きわたるように計画します。配置計画ではこれらを図面化し、注入孔に番号を割り当てて斜め打ちの有無や地下埋設物などを表示するようにします。

よって(イ)は浸透となるので、この設問は正解となります。

注入孔の間隔については注入範囲地盤を均一に改良するため、1.0mが原則とされています。注入作業では配置計画を確認し、未改良部分が発生しないように配慮する必要があります。

1.5mは注入範囲に未改良部分が生じないための必要最小改良範囲です。

よって(ロ)は1.0となるので、1.5とされているこの設問は不正解となります。

注入孔の配置は複列配置が原則とされています。それぞれの注入孔が重ならないように均等に交互させ、注入材の浸透が全体に行き届くように注意します。

注入管を単列に配置すると浸透状況により改良範囲が連結せず、未改良部分が発生する可能性が高くなるため、推奨できません。

よって(ハ)は複列となるので、単列とされているこの設問は不正解となります。

各注入孔の浸透範囲を決定するにあたっては、施工実績を考慮した上で現場注入試験を実施し判断します。注入を計画している地盤、またはこれと同質の地盤において設計通りに施工が実行できるかを調査するものです。

理論式・実験式は砂質土地盤にて浸透注入を行う場合において注入量を決定するために実施されるものです。

よって(ニ)は現場注入試験となるので、理論式・実験式とされているこの設問は不正解となります。

3)適当です

注入孔の配置は、各注入孔において注入材料の浸透範囲が重なり地盤内に材料が行きわたるように計画します。配置計画ではこれらを図面化し、注入孔に番号を割り当てて斜め打ちの有無や地下埋設物などを表示するようにします。

よって(イ)は浸透となるので、この設問は正解となります。

注入孔の間隔については注入範囲地盤を均一に改良するため、1.0mが原則とされています。注入作業では配置計画を確認し、未改良部分が発生しないように配慮する必要があります。

よって(ロ)は1.0となるので、この設問は正解となります。

注入孔の配置は複列配置が原則とされています。それぞれの注入孔が重ならないように均等に交互させ、注入材の浸透が全体に行き届くように注意します。

よって(ハ)は複列となるので、この設問は正解となります。

各注入孔の浸透範囲を決定するにあたっては、施工実績を考慮した上で現場注入試験を実施し判断します。注入を計画している地盤、またはこれと同質の地盤において設計通りに施工が実行できるかを調査するものです。

よって(ニ)は現場注入試験となるので、この設問は正解となります。

4)適当ではありません

注入孔の配置は、各注入孔において注入材料の浸透範囲が重なり地盤内に材料が行きわたるように計画します。配置計画ではこれらを図面化し、注入孔に番号を割り当てて斜め打ちの有無や地下埋設物などを表示するようにします。

割裂注入では土中に割裂脈を形成、または大きな間隙へ注入材を充填する方式のため、割裂という言葉はこの文章には当てはまりません。

よって(イ)は浸透となるので、割裂とされているこの設問は不正解となります。

注入孔の間隔については注入範囲地盤を均一に改良するため、1.0mが原則とされています。注入作業では配置計画を確認し、未改良部分が発生しないように配慮する必要があります。

1.5mは注入範囲に未改良部分が生じないための必要最小改良範囲です。

よって(ロ)は1.0となるので、1.5とされているこの設問は不正解となります。

注入孔の配置は複列配置が原則とされています。それぞれの注入孔が重ならないように均等に交互させ、注入材の浸透が全体に行き届くように注意します。

注入管を単列に配置すると浸透状況により改良範囲が連結せず、未改良部分が発生する可能性が高くなるため、推奨できません。

よって(ハ)は複列となるので、単列とされているこの設問は不正解となります。

各注入孔の浸透範囲を決定するにあたっては、施工実績を考慮した上で現場注入試験を実施し判断します。注入を計画している地盤、またはこれと同質の地盤において設計通りに施工が実行できるかを調査するものです。

理論式・実験式は砂質土地盤にて浸透注入を行う場合において注入量を決定するために実施されるものです。

よって(ニ)は現場注入試験となるので、理論式・実験式とされているこの設問は不正解となります

0

・注入孔の配置は、各注入孔における注入材の浸透範囲が重なるように注入孔の配置を決定します。

・注入孔の間隔は、各注入孔における注入材の浸透範囲が重なるように考慮して1.0mが原則になります。

・注入孔の配置は、注入効果が発揮できる品質を確保するために複列配置になります。

・各注入孔における注入材の浸透範囲の決定にあたっては、施工実績を参考とし、現場注入試験により決定することが望ましいです。

よって3が適当です。

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