2級土木施工管理技術の過去問
令和3年度(後期)
薬液注入 問154
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度(後期) 薬液注入 問154 (訂正依頼・報告はこちら)
薬液注入における注入速度と注入量の管理に関する下記の文章中の( )の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句、又は数値の組合せとして、適当なものは次のうちどれか。
・水ガラスの原料タンクの残量を確認することにより、( イ )が均等に送られていることを確認することができる。
・A液側に設置された( ロ )の記録を2倍したものが、全体の注入量になる。
・調合されたは、( イ )は、( ハ )により注入箇所に送られ、その量は( ロ )により自動記録される。
・( イ )の注入量が( ニ )kl以上の大型工事では、水ガラスの原料タンクと調合槽の間に流量積算計の設置が必要である。
・水ガラスの原料タンクの残量を確認することにより、( イ )が均等に送られていることを確認することができる。
・A液側に設置された( ロ )の記録を2倍したものが、全体の注入量になる。
・調合されたは、( イ )は、( ハ )により注入箇所に送られ、その量は( ロ )により自動記録される。
・( イ )の注入量が( ニ )kl以上の大型工事では、水ガラスの原料タンクと調合槽の間に流量積算計の設置が必要である。
- イ:A、B両液 ロ:自記流量計 ハ:グラウトポンプ ニ:500
- イ:A、B両液 ロ:圧力計 ハ:グラウトミキサ ニ:300
- イ:A液 ロ:自記流量計 ハ:グラウトミキサ ニ:500
- イ:A液 ロ:圧力計 ハ:グラウトポンプ ニ:300
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この過去問の解説 (3件)
01
まず(イ)について、設問はA,B両液とA液がありますが、文章中には ”調合された” とありますので、混合したものと考えることができます。
よって、(イ) は A,B両液が該当します。
次に(ロ)について、設問は自記流量計と圧力計がありますが、文中には”注入量”と記載があります。
そのため、圧力ではなく流量計の方が適切だと考えることができます。
よって、(ロ) は、自記流量計が該当します。
次に(ハ)について、設問はグラウトポンプとグラウトミキサとありますが、文中には”注入箇所に送られ”と記載されています。
ミキサは混合するもの、ポンプは送り込むものとイメージできるため、ポンプが該当します。
よって、(ハ) はグラウトポンプが該当します。
最後に(ニ)について、設問は500と300がありますが、大型工事となる注入材の注入量は500kリットルと決まっています。積算流量計とは、注入材の測定開始から流れた流量の累計を計測する機械のことを指します。
よって、(ニ) は500が該当します。
以上を踏まえると、正しいものは 1 となります。
1 .イ:A、B両液 〇 ロ:自記流量計 〇 ハ:グラウトポンプ 〇 ニ:500 〇
2 .イ:A、B両液 〇 ロ:圧力計 ✕ ハ:グラウトミキサ ✕ ニ:300 ✕
3 .イ:A液 ✕ ロ:自記流量計 〇 ハ:グラウトミキサ ✕ ニ:500 〇
4 .イ:A液 ✕ ロ:圧力計 ✕ ハ:グラウトポンプ 〇 ニ:300 ✕
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02
1)適当です
薬液注入ではA液B液の両方が所定の配合に調整できるよう、各原料タンクにかくはん機が設置されています。
そこから一定量が圧送されるポンプにより均等に注入されていくので、各液の原料タンクの残量を確認することにより両液が均等に圧送されていることになります。
よって(イ)はA、B両液となるので、この設問は正解となります。
注入量の確認は自記流量計に記録されるチャート紙により確認が可能です。正常に圧送されている場合はもう片方も同量が消費されているので、例えばA液側に自記流量計にて記録されている場合はそれを2倍すれば全体の消費量が判明します。
よって(ロ)は自記流量計となるので。この設問は正解となります。
薬液注入ではA、B両液を一定の比率で圧送できる耐薬品性のグラウトポンプを使用します。主に二重管ストレーナ工法など一軸に2つの圧送が可能な装置を有するものを使用します。
よって(ハ)はグラウトポンプとなるので、この設問は正解となります。
通常は材料の使用量は納入量と残量から求めますが、使用する材料の量が1か所あたり500kℓ以上となる大型工事の場合は、水ガラス貯蔵タンクと調合槽との間に流量積算計を設置して水ガラスの使用量を確認します。
よって(ニ)は500となるので、この設問は正解となります。
2)適当ではありません
薬液注入ではA液B液の両方が所定の配合に調整できるよう、各原料タンクにグラウトミキサ(かくはん機)が設置されています。
そこから一定量が圧送されるポンプにより均等に注入されていくので、各液の原料タンクの残量を確認することにより両液が均等に圧送されていることになります。
よって(イ)はA、B両液となるので、この設問は正解となります。
注入量の確認は自記流量計に記録されるチャート紙により確認が可能です。正常に圧送されている場合はもう片方も同量が消費されているので、例えばA液側に自記流量計にて記録されている場合はそれを2倍すれば全体の消費量が判明します。
圧力計は材料を注入孔へ注入するポンプに取り付けて注入圧力を観測するものです。
よって(ロ)は自記流量計となるので。圧力計とされているこの設問は不正解となります。
薬液注入ではA、B両液を一定の比率で圧送できる耐薬品性のグラウトポンプを使用します。主に二重管ストレーナ工法など一軸に2つの圧送が可能な装置を有するものを使用します。
グラウトミキサはA、B両液を圧送する前に所定の配合でかくはんする機械です。
よって(ハ)はグラウトポンプとなるので、グラウトミキサとされているこの設問は不正解となります。
通常は材料の使用量は納入量と残量から求めますが、使用する材料の量が1か所あたり500kℓ以上となる大型工事の場合は、水ガラス貯蔵タンクと調合槽との間に流量積算計を設置して水ガラスの使用量を確認します。
よって(ニ)は500となるので、300とされているこの設問は不正解となります。
3)適当ではありません
薬液注入ではA液B液の両方が所定の配合に調整できるよう、各原料タンクにグラウトミキサ(かくはん機)が設置されています。
そこから一定量が圧送されるポンプにより均等に注入されていくので、各液の原料タンクの残量を確認することにより両液が均等に圧送されていることになります。
A液側に自記流量計を設置して記録しても、実際に両液の原料タンク残量を確認しないと均等に送られているかどうかは判明しません。
よって(イ)はA、B両液となるので、A液とされているこの設問は不正解となります。
注入量の確認は自記流量計に記録されるチャート紙により確認が可能です。正常に圧送されている場合はもう片方も同量が消費されているので、例えばA液側に自記流量計にて記録されている場合はそれを2倍すれば全体の消費量が判明します。
よって(ロ)は自記流量計となるので。この設問は正解となります。
薬液注入ではA、B両液を一定の比率で圧送できる耐薬品性のグラウトポンプを使用します。主に二重管ストレーナ工法など一軸に2つの圧送が可能な装置を有するものを使用します。
グラウトミキサはA、B両液を圧送する前に所定の配合でかくはんする機械です。
よって(ハ)はグラウトポンプとなるので、グラウトミキサとされているこの設問は不正解となります。
通常は材料の使用量は納入量と残量から求めますが、使用する材料の量が1か所あたり500kℓ以上となる大型工事の場合は、水ガラス貯蔵タンクと調合槽との間に流量積算計を設置して水ガラスの使用量を確認します。
よって(ニ)は500となるので、この設問は正解となります。
4)適当ではありません
薬液注入ではA液B液の両方が所定の配合に調整できるよう、各原料タンクにグラウトミキサ(かくはん機)が設置されています。
そこから一定量が圧送されるポンプにより均等に注入されていくので、各液の原料タンクの残量を確認することにより両液が均等に圧送されていることになります。
A液側に自記流量計を設置して記録しても、実際に両液の原料タンク残量を確認しないと均等に送られているかどうかは判明しません。
よって(イ)はA、B両液となるので、A液とされているこの設問は不正解となります。
注入量の確認は自記流量計に記録されるチャート紙により確認が可能です。正常に圧送されている場合はもう片方も同量が消費されているので、例えばA液側に自記流量計にて記録されている場合はそれを2倍すれば全体の消費量が判明します。
圧力計は材料を注入孔へ注入するポンプに取り付けて注入圧力を観測するものです。
よって(ロ)は自記流量計となるので。圧力計とされているこの設問は不正解となります。
薬液注入ではA、B両液を一定の比率で圧送できる耐薬品性のグラウトポンプを使用します。主に二重管ストレーナ工法など一軸に2つの圧送が可能な装置を有するものを使用します。
よって(ハ)はグラウトポンプとなるので、この設問は正解となります。
通常は材料の使用量は納入量と残量から求めますが、使用する材料の量が1か所あたり500kℓ以上となる大型工事の場合は、水ガラス貯蔵タンクと調合槽との間に流量積算計を設置して水ガラスの使用量を確認します。
よって(ニ)は500となるので、300とされているこの設問は不正解となります。
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03
・水ガラスの原料タンク残量を確認することでA、B両液が均等に送られていることを確認します。
・A液・B液は均等に送られているのでA液側に設置された自己流量計の記録を2倍したものが全体の注入量になります。
・調合されたA、B両液はグラウトポンプによって注入箇所に送られ、その量は自記流量計により自動記録されています。
・A、B両液の流入量が500kl以上の大型工事では、流量積算計の設置が必要です。
よって1が適当です。
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