2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(前期)
土木3 問6
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(前期) 土木3 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
河川法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 都道府県知事が管理する河川は、原則として、二級河川に加えて準用河川が含まれる。
- 河川区域は、堤防に挟まれた区域と、河川管理施設の敷地である土地の区域が含まれる。
- 河川法上の河川には、ダム、堰、水門、床止め、堤防、護岸等の河川管理施設が含まれる。
- 河川法の目的には、洪水防御と水利用に加えて河川環境の整備と保全が含まれる。
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この過去問の解説 (3件)
01
河川法に関する問題です。河川法に関する知識がないと難しい問題です。ややこしい問題も多いので、過去問をこなして間違いを見つけられる感覚をつかんでください。
一級河川は国土交通大臣、二級河川は都道府県知事、準用河川については市町村長が管理すると河川法に定められています。よって設問は不適当です。
河川区域とは河川を管理するために必要な区域で、河川管理施設の敷地である土地の区域と、堤防に挟まれた間の区間が含まれます。よって設問は適当です。
設問の通り、ダム、堰、水門、床止め、堤防、護岸等の河川管理施設を含みます。よって設問は適当です。
河川法第一条において、河川について、洪水、津波、高潮等による災害の発生が防止され、河川が適正に利用され、流水の正常な機能が維持され、及び河川環境の整備と保全がされるようにこれを総合的に管理することにより、国土の保全と開発に寄与し、もつて公共の安全を保持し、かつ、公共の福祉を増進することを目的とする、とあります。よって設問は適当です。
一級河川、二級河川、準用河川の管理者を知っていれば、他の問題がわからなくても正解できます。全ての河川法を把握することは大変なので、過去問を解くことにより覚えられる知識を増やし、選択を絞られるようにしましょう。
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02
河川法は主に河川が原因の災害を防止し国民の安全を守りつつ、主に治水と利水を目的としています。
さらに近年では良好な河川環境の保全も加えられ、地域住民の意見を河川整備に反映させつ手続きが定められました。
誤りです。
一級河川の管理は国土交通大臣が行い、二級河川の管理は当該河川が存する都道府県知事が行います。
また、一級及び二級河川以外の河川で市町村長が指定したものを準用河川と呼び、これは市町村長が行います。
河川法 第六章 雑則
第百条 この法律の規定を準用する河川
よってこの設問は誤りなので、不正解となります。
正しいです。
河川法における河川区域とは、河川の水流が継続し存在する土地や地形、河川管理施設の敷地である土地の区域、堤防に挟まれた土地の区域のうち、河川水流が存する区域と一体で管理を行う必要があると指定された区域となります。
河川法 第一章 総則
第六条 河川区域
よってこの設問は正しいので、不正解となります。
正しいです。
河川法において河川とは、一級河川及び二級河川を言い、またこれらの河川に係る河川管理施設を含むものとされています。
河川管理施設はとはダム、堰、水門、堤防、護岸、床止め、樹林帯その他河川の水流によって生ずる公利を管理する施設を指します。
河川法 第一章 総則
第三条 河川及び河川管理施設
よってこの設問は正しいので、不正解となります。
正しいです。
河川法の目的は、河川について洪水や津波、高潮などの災害の発生が防止され、河川が適正に利用され、流水の正常な機能が維持されることにあります。
これにより河川環境の整備と保全がされるよう総合的に管理し、国土の保全と開発に貢献して安全保持しつつ公共の福祉を増進することを目的とされています。
河川法 第一章 総則
第一条 目的
よってこの設問は正しいので、不正解となります。
一級河川の管理は国土交通大臣、二級河川の管理は都道府県知事というのは多くの人が知っている事かもしれませんが、準用河川というのはあまり聞かないため迷うかもしれません。
そのため消去法で河川区域の堤防に挟まれた区域を誤りと勘違いすることが予想されるため、惑わされないようにしましょう。
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03
河川法に関する設問になります。ポイントを覚えて確実に押さえましょう。
適当でないです。準用河川は市町村管轄となります。
正しいです。河川区域には、堤防や河川管理施設の敷地などが含まれます。
正しいです。河川法では、これらの河川管理施設が河川の一部として扱われます。
正しいです。河川法の目的には、洪水防御や水利用に加えて、河川環境の整備と保全が明記されています。
河川法について、しっかりと押さえていきましょう。
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