2級土木施工管理技術の過去問 令和5年度(前期) 土木4 問5
この過去問の解説 (2件)
施工計画作成のための事前調査に関する問題です。過去にも同様の問題が出題されていますが、問題文をよく読まないと間違えやすい点があるので、注意して設問を解いてみましょう。
設問の通りです。現場周辺の状況、近隣施設、交通量等の調査を行い、工事による周辺への影響の有無を調べます。よって設問は適当です。
現場事務所用地の調査は工事内容の把握には関係ありません。よって設問は不適当です。
設問の通りです。地質、地下水等の自然条件について調査します。過去には自然条件とは関係のない、地下埋設物調査を混ぜて不適当、とした設問もありましたので、注意が必要です。
設問の通りです。工事に必要な人員、資材、機械について調査を行います。よって設問は適当です。
施工計画作成のための事前調査として、下記を覚えておきましょう。
周辺環境調査(近隣施設、交通量等)
現場条件と設計図書との相違の有無について調査
自然条件の調査(地質、水文、気象条件等)
労務・資機材についての調査
施工計画の作成では現場での作業や工程を想像し、発生が懸念されるあらゆる事態に対処できるよう備えるべく契約内容を確認します。
事前調査では現地の状態や資材等の把握のほか、事業損失や不可抗力、工事中止による損害の取り扱い、資材労務などの変更、代金の支払い条件なども含まれます。
適当です。
事前調査では地形や地質、気象などの自然特性や工事用地及び周辺環境、また施設管理などの立地条件についても適切な調査を行うようにします。
施工計画では事前調査の内容を踏まえ、特に道路工事や鉄道工事、仮設工事では騒音や振動、地形の変状などによる施工現場周辺の土地や建物などへの影響が及ばないように計画します。
よってこの設問は適当であるため、不正解となります。
適当ではありません。
現場事務所用地、設計図書及び仕様書内容調査は工事の請負者を決める入札の前に、希望者が調査をするものです。
工事請負時の事前調査では設計図書を確認し、図面と現場との相違点や数量の誤差、図面や仕様書などの規格値や基準値の、現場説明事項に内容に違いが無いかを細かく精査していきます。
よってこの設問は適当ではないため、正解となります。
適当です。
事前調査ではあらかじめ地山の含水や湧水、亀裂の位置や状態を調査し把握しておきます。また、地形や地質、土質に水門気象のデータなども照らし合わせて調査します。
その後施工計画にて、事前調査で把握した湧水などの留意事項を踏まえて施工中の排水工を計画します。
よってこの設問は適当であるため、不正解となります。
適当です。
事前調査及び施工計画では、施工条件を十分に把握したうえで労務や資機材などの調達や搬入など一般的事項も確認します。
その他には当該工事に影響する付帯工事や関連工事、監督職員の指示や承諾などの範囲、っ現場のある都道府県や自治体との条例なども確認します。
よってこの設問は適当であるため、不正解となります。
公共工事の入札では、入札前に入札資格のある希望者に事前資料を配布して受注工事を完工させられるための手配や準備が可能かを確認することができます。これにより希望者は実際の工事予定地にて事務所用地や搬入経路、必要な労働力などを予測して入札の有無や入札額の判断材料にします。
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