2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(前期)
土木5 問4
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(前期) 土木5 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
下図のネットワーク式工程表について記載している下記の文章中の( )のイ〜ニに当てはまる語句の組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
ただし、図中のイベント間のA〜Gは作業内容、数字は作業日数を表す。
・( イ )及び( ロ )は、クリティカルパス上の作業である。
・作業Fが( ハ )遅延しても、全体の工期に影響はない。
・この工程全体の工期は、( ニ )である。
ただし、図中のイベント間のA〜Gは作業内容、数字は作業日数を表す。
・( イ )及び( ロ )は、クリティカルパス上の作業である。
・作業Fが( ハ )遅延しても、全体の工期に影響はない。
・この工程全体の工期は、( ニ )である。
- イ:作業C ロ:作業D ハ:1日 ニ:23日間
- イ:作業C ロ:作業E ハ:1日 ニ:23日間
- イ:作業B ロ:作業E ハ:2日 ニ:22日間
- イ:作業B ロ:作業D ハ:2日 ニ:22日間
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この過去問の解説 (3件)
01
ネットワーク式工程表はクリティカルパスと呼ばれる矢印と丸で表わしたものを使用します。
クリティカルパスの丸はイベントすなわち工事を表し、数字は工事を進める順番です。
矢印のうち実線はその工事を完了できるまでの所要日数、点線はダミーと呼ばれ、同時進行可能などの理由で分岐が発生しても作業順序を規制するために設けられる所要時間がゼロの擬似作業とされています。
正しくありません。
・(イ:作業C)及び(ロ:作業D)は、クリティカルパス上の作業である
この文章は間違いです。
作業Dは作業Cと直接の関連はありません。
・作業Fが(ハ:1日)遅延しても、全体の工期に影響はない。
この文章は正しいです。
イベント③からは所要日数が8日の作業Eと所要日数7日の作業Fが発生します。作業Fは7日なので1日遅延しても作業Eの完了に間に合うので全体工期に影響はありません。
・この工程全体の工期は(ニ:23日間)である。
この文章は正しいです。この工事の工期は
A:5日+C:6日+E:8日+G:4日=23日
となります。
よってこの設問は一部が正しくないため、不正解となります。
正しいです。
・(イ:作業C)及び(ロ:作業E)は、クリティカルパス上の作業である
この文章は正しいです。
作業Cが終了しないと作業Eに取り掛かれません。
・作業Fが(ハ:1日)遅延しても、全体の工期に影響はない。
この文章は正しいです。
イベント③からは所要日数が8日の作業Eと所要日数7日の作業Fが発生します。作業Fは7日なので1日遅延しても作業Eの完了に間に合うので全体工期に影響はありません。
・この工程全体の工期は(ニ:23日間)である。
この文章は正しいです。
この工事の工期は
A:5日+C:6日+E:8日+G:4日=23日
となります。
よってこの解答は正しいため、正解となります。
正しくありません。
・(イ:作業B)及び(ロ:作業E)は、クリティカルパス上の作業である
この文章は間違いです。
作業Bは作業Eと直接の関連はありません。
・作業Fが(ハ:2日)遅延しても、全体の工期に影響はない。
この文章は間違いです。
イベント③からは所要日数が8日の作業Eと所要日数7日の作業Fが発生します。作業Fは7日なので1日の遅延なら作業Eの完了に間に合いますが、2日遅延すると全体工期に影響が発生します。
・この工程全体の工期は(ニ:22日間)である。
この文章は間違いです。
この工事の工期は23日間が正解であり、22日間という解答は
A:5日+B:5日+E:8日+G:4日=22日
または
A:5日+C:6日+F:7日+G:4日=22日
という計算方法で求められたと思われ、この計算だと1日不足します。
よってこの設問は全て正しくないため、不正解となります。
正しくありません。
・(イ:作業B)及び(ロ:作業D)は、クリティカルパス上の作業である
この文章は正しいです。
作業Bが終了しないと作業Dに進めません。
・作業Fが(ハ:2日)遅延しても、全体の工期に影響はない。
この文章は間違いです。
イベント③からは所要日数が8日の作業Eと所要日数7日の作業Fが発生します。作業Fは7日なので1日の遅延なら作業Eの完了に間に合いますが、2日遅延すると全体工期に影響が発生します。
・この工程全体の工期は(ニ:22日間)である。
この文章は間違いです。
この工事の工期は23日間が正解であり、22日間という解答は
A:5日+B:5日+E:8日+G:4日=22日
または
A:5日+C:6日+F:7日+G:4日=22日
という計算方法で求められたと思われ、この計算だと1日不足します。
よってこの設問は一部が正しくないため、不正解となります。
全体の工期を計算するポイントは、実線での日数で確実に必要なものを足していくことです。作業Bの5日と作業Cの6日では、作業Cの6日を加算します。
2の作業Cと作業E,4の作業Bと作業Dについてはお互い実線で繋がっているのでクリティカルパス上の作業となりますが、4は作業Fの遅延日数と全体工期の日数が違うので2が正解となります。
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02
ネットワーク式工程表の設問になります。ポイントを覚えて確実に押さえましょう。
クリティカルパスは、ACEG(5+6+8+4=23日)となります。作業日数がE>F(1日差)のため、Fの作業が1日遅れても遅延は発生しません。
適当ではありません。
正しいです。
適当ではありません。
適当ではありません。
ネットワーク式工程表について、しっかりと押さえていきましょう。
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03
クリティカルパスは、A→C→E→Gです。
クリティカルパスにEの8日が含まれるため、
同時に作業が始まるFが1日遅延しても、
全体に影響はありません。
A、C、E、Gの工期を足すと23日です。
作業Dはクリティカルパスではないため誤りです。
正解です。
作業Bはクリティカルパスに含まれないため誤りです。
作業Bはクリティカルパスに含まれないため誤りです。
ネットワーク工程表に関する問題は頻出です。
特にクリティカルパスは確実に求められるようにしましょう。
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