選択肢3. 3つ
正解です。
この設問で正しいものは①、②、③です。
①正しいです。
事業者は、岩石の落下などにより労働者に危険が及ぶ可能性がある場所にて車両系建設機械を使用する場合、当該建設機械に堅固なヘッドガードを備えなければいけません。
また、車両系建設機械には必要な照度が確保されない場合は前照灯を備えなければいけません。
労働安全衛生規則 第二編 安全基準 第二章 建設機械等
第一節 車両系建設機械 第一款の二 構造
第百五十三条 ヘッドガード
②正しいです。
事業者は、路肩や傾斜地などで車両系建設機械の転倒や転落の可能性があり、運転者に危険が及ぶおそれのある場所において、転倒時保護構造を有しシートベルトを備えたもの以外の車両系建設機械は使用しないよう努めなければならないとされています。
また、運転者にはシートベルトを着用させるように努めなければいけません。
労働安全衛生規則 第二編 安全基準 第二章 建設機械等
第一節 車両系建設機械 第二款 車両系建設機械の使用に係る危険の防止
第百五十七条の二 転落等の防止等
③正しいです。
事業者は、車両系建設機械の修理やアタッチメントの装着、取り外しなどの作業を行うときは、当該作業を指揮する者を定めなければいけません。
作業を指揮する者は作業手順を決定し、その作業を指揮させ、なおかつ点検時の安全支柱などの使用やアタッチメントの倒壊防止架台の使用などを監視しなければいけません。
労働安全衛生規則 第二編 安全基準 第二章 建設機械等
第一節 車両系建設機械 第二款 車両系建設機械の使用に係る危険の防止
第百六十五条 修理等
④正しくありません。
事業者は、車両系建設機械のブームやアームなどを上げてその下で修理や点検の作業を行う場合、ブームやアームなどが不意に降下することによる労働者の危険を防止するために安全支柱や安全ブロックを使用させなければいけません。
また、労働者はこの指導に従い安全支柱や安全ブロックなどを使用し、作業指揮者はそれらが使用されているかの状況を監視しなければなりません。
労働安全衛生規則 第二編 安全基準 第二章 建設機械等
第一節 車両系建設機械 第二款 車両系建設機械の使用に係る危険の防止
第百六十六条 ブーム等の降下による危険の防止