2級土木施工管理技術の過去問 令和5年度(後期) 土木 問3
この過去問の解説 (2件)
この問題では盛土材料に適している土の特性について覚えましょう。
適当
トラフィカビリティーとは施工現場の地面が、バックホウやクレーン車など建設機械等の走行に耐えられるかどうかを表す指数で、走りやすさを表します。
盛土の際は重機やダンプトラックが走りやすくなければなりません。
トラフィカビリティーが確保しやすい材料とは重機等が走行しやすい材料となるので適当です。
適当でない
締固め後の圧縮性は小さくなければなりません。
圧縮性とは盛土の沈下をイメージするとよいでしょう。圧縮性が大きいと沈下が大きい。
よって盛土の安定性が保てないので盛土材には適しません。
適当
土のせん断力が大きいとすべり破壊が起きます。地すべりのようなイメージです。
せん断に対して強度が高くなければなりません。
よって適当です。
適当
吸水による膨潤性とは水を含んで膨張する事をいいます。
水を含んで膨張しない土が盛土に適します。なおかつ、雨水等の侵食にも強くなければなりません。
よって適当です。
盛土材料に適している土質には、トラフィカビリティやせん断力、膨潤性など難しい用語が並びますが、意味を理解すれば覚えやすいです。
盛土の締固めに関する問題です。
適当です。
盛土材料は建設機械で適切に載荷や締固めが行えることが重要です。
トラフィカビリティーが確保しやすいことは適切な施工を行う上で重要です。
不適当です。
締固め後の盛土の圧縮性が大きいほど、盛土後の変化が大きく
不安定です。
適当です。
盛土材料の敷均しや締固め作業が容易であることは効率的な施工につながります。
また、締固め後のせん断強度が高いことは盛土の安定性を確保する上で重要です。
適当です。
道路盛土は雨水などの浸食に耐える必要があります。
また、吸水による膨潤性が低いことは、盛土の変形や劣化を防ぐために重要です。
盛土材料に限らず、
望ましい材料の条件は、施工がしやすく
高強度で、変化が少なく、耐候性があることです。
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