2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
土木 問8

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 土木 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

型枠に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 型枠内面には、剥離剤を塗布することを原則とする。
  • コンクリートの側圧は、コンクリート条件や施工条件により変化する。
  • 型枠は、取り外しやすい場所から外していくことを原則とする。
  • コンクリートのかどには、特に指定がなくても面取りができる構造とする。

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この過去問の解説 (3件)

01

型枠とは設計図に示された位置、形状、寸法に正しく設置し、コンクリートを流し込んで適当な強度が出るまで支持する枠のことです。

選択肢1. 型枠内面には、剥離剤を塗布することを原則とする。

適当

 

コンクリートが型枠に付着するのを防ぐために内側に剥離剤を塗布します。

選択肢2. コンクリートの側圧は、コンクリート条件や施工条件により変化する。

適当

 

型枠に作用する荷重には、コンクリートの自重などによる鉛直荷重以外に、打ち込んでから固まるまでのコンクリートの側圧があります。

コンクリートの単位容積質量温度・気温コンシステンシーなどによって側圧は変化します。

選択肢3. 型枠は、取り外しやすい場所から外していくことを原則とする。

適当でない

 

型枠を取り外す順番は、型枠を取り外した時コンクリートにかかる力が小さな部分から取り外します。

鉛直部材の型枠を水平部材よりも先に取り外すのが原則です。

選択肢4. コンクリートのかどには、特に指定がなくても面取りができる構造とする。

適当

 

コンクリートのかどには特に指定がなくても面取りができる構造とします。面取りはコンクリートの角の欠損を減らす役割などがあります。

まとめ

型枠については、施工上の注意点や取り外しの時期と順序などがよく問題に出るので覚えておきましょう。

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02

型枠に関する設問になります。ポイントを覚えて確実に押さえましょう。

選択肢1. 型枠内面には、剥離剤を塗布することを原則とする。

正しいです。型枠内面に剥離剤を塗布することで、コンクリート打設後の型枠の取り外しが容易になります。これにより、型枠とコンクリートが固着するのを防ぎます。

選択肢2. コンクリートの側圧は、コンクリート条件や施工条件により変化する。

正しいです。コンクリートの側圧は、打設スピードやスランプ値、打設高さなどの条件によって変動します。適切に管理することが重要です。

選択肢3. 型枠は、取り外しやすい場所から外していくことを原則とする。

適当ではありません。型枠の取り外しは、コンクリートの材齢や圧縮強度を確認し、基準を満たしたことを確認してから取り外します。

選択肢4. コンクリートのかどには、特に指定がなくても面取りができる構造とする。

正しいです。面取りを設けると,型枠取外しの際や工事の完成後,衝撃によってコンクリートのかどが破損するのを防ぐのに役立ちます。そのため、特に指定のない場合でもコンクリートのかどに面取りができる構造にできます。

まとめ

型枠について、しっかりと押さえていきましょう。

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03

型枠とは、硬化前のコンクリートを流し込む枠のことです。

選択肢1. 型枠内面には、剥離剤を塗布することを原則とする。

適当です。

型枠内面には、剥離剤を塗布して、コンクリートが型枠から容易に取り外せるようにします。

選択肢2. コンクリートの側圧は、コンクリート条件や施工条件により変化する。

適当です。

コンクリートの条件や施工方法によって、型枠にかかる圧力や応力は変化します。

選択肢3. 型枠は、取り外しやすい場所から外していくことを原則とする。

不適当です。

型枠の取り外しは、取り外しやすい場所から外してはいけません。

特にスラブ下、梁下などは壁面の型枠と違って取り外しの時期が異なります。

選択肢4. コンクリートのかどには、特に指定がなくても面取りができる構造とする。

適当です。

特に指定がない場合、面取りができる構造とします。

まとめ

型枠は、コンクリート打設に先立って必要になります。

コンクリートの特性と一緒に覚えましょう。

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