2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
土木 問19

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 土木 問19 (訂正依頼・報告はこちら)

道路のアスファルト舗装における路床の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 路床は、舗装と一体となって交通荷重を支持し、厚さは1mを標準とする。
  • 切土路床では、土中の木根、転石等を表面から30cm程度以内は取り除く。
  • 盛土路床は、均質性を得るために、材料の最大粒径は100mm以下であることが望ましい。
  • 盛土路床では、1層の敷均し厚さは仕上り厚で40cm以下を目安とする。

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この過去問の解説 (3件)

01

アスファルト工の下地に関する問題です。

選択肢1. 路床は、舗装と一体となって交通荷重を支持し、厚さは1mを標準とする。

適当です。

路床は舗装を支持している地盤のうち、舗装の下面から約1mの部分のことです。 

選択肢2. 切土路床では、土中の木根、転石等を表面から30cm程度以内は取り除く。

適当です。

切土路床では、土質の均一性や安定性を確保するために、

木根や転石などの不要物を取り除くことが一般的です。

選択肢3. 盛土路床は、均質性を得るために、材料の最大粒径は100mm以下であることが望ましい。

適当です。

盛土路床の場合、均質性を高めるために最大粒径を小さくすることが一般的です。

選択肢4. 盛土路床では、1層の敷均し厚さは仕上り厚で40cm以下を目安とする。

不適当です。

盛土路床の敷均し厚さは、一般的に30cm以下になりますが、

舗装の種類や設計条件によって異なります。

まとめ

路床とは、道路の路盤面の下の、厚さ約1mの層のことです。

道路は上から表層、基層、路盤、路床、路体によって構成されています。

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02

路床の役割と材料選択について理解しましょう。

選択肢1. 路床は、舗装と一体となって交通荷重を支持し、厚さは1mを標準とする。

適当

 

路床とは、舗装の下の厚さ約1m土の部分をいい、盛土部では盛土仕上がり面より、切土部では掘削した面より、それぞれ約1m下の部分が路床になります。

選択肢2. 切土路床では、土中の木根、転石等を表面から30cm程度以内は取り除く。

適当

 

切土路床では、路床の均一性を損なう土中の木根、転石等を表面から30cm程度以内は取り除きます。

選択肢3. 盛土路床は、均質性を得るために、材料の最大粒径は100mm以下であることが望ましい。

適当

 

材料の最大粒径は小さいほど均質性が得られます。

選択肢4. 盛土路床では、1層の敷均し厚さは仕上り厚で40cm以下を目安とする。

適当でない

 

盛土路床の一層の締固め後の仕上り厚さは、20cm以下になるように良質土を敷き均して十分に締め固めます。

まとめ

路床は舗装の下1mの土の部分であり、舗装と一体となって交通荷重を支え、荷重を分散させる役割があります。

路床は舗装厚を決める基礎となるものでもあります。

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03

路床の役割と施工について理解をしておきましょう。

選択肢1. 路床は、舗装と一体となって交通荷重を支持し、厚さは1mを標準とする。

適当です。

路床とは、舗装の下にある地盤で、舗装を支持する層です。

舗装と一体となって交通荷重を支え、路体に対して交通荷重を分散させる役割があります。

選択肢2. 切土路床では、土中の木根、転石等を表面から30cm程度以内は取り除く。

適当です。

そのとおりです。

選択肢3. 盛土路床は、均質性を得るために、材料の最大粒径は100mm以下であることが望ましい。

適当です。

盛土路床の粒径は、最大粒径に注意して施工する必要があります。

また、土の含水比も最適含水比に近いものとして最大乾燥密度で締め固めるようにします。

選択肢4. 盛土路床では、1層の敷均し厚さは仕上り厚で40cm以下を目安とする。

適当でないです。

盛土の施工においては、1層当たりの敷均し厚さは25~30cm程度

締固め後の仕上がり厚さは20cm以下とされます。

まとめ

路床についての基礎知識を持っておきましょう。

路盤、舗装についても併せて勉強が必要です。

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