2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
鋼構造物塗装 問17
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 鋼構造物塗装 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
塗装作業における気象条件に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 気温が高い場合は、乾燥が早くなり、多液形塗料では可使時間が短くなる。
- 湿度が高い場合は、結露が生じやすくなり、結露した面に塗装すると、水分が塗料中に混入し、はじきの原因となる。
- 湿度が高い場合は、顔料の蒸発に伴う表面温度の降下によって、大気中の水分が塗膜面に凝縮し白化現象が生じることがある。
- 気温が低い場合は、塗料の粘度が増大して作業性が悪くなる。
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この過去問の解説 (3件)
01
塗装作業における気象条件に関する問題です。
文章をよく読み取ることが大切です。
「顔料の蒸発」という表現に注意しましょう。
適当です。
気温が高いと塗料の乾燥が早くなり、多液形塗料では化学反応が進むため、可使時間が短くなることがあります。
適当です。
湿度が高いと結露が生じやすくなり、結露した面に塗装すると水分が混入し、塗料のはじきの原因となります。
間違いです。
湿度が高いと塗膜面に大気中の水分が凝縮し、白化現象(塗膜の表面が白くなること)が生じることがあります。※これは適当です。
「顔料の蒸発」これが誤りです。正しくは、「溶剤の蒸発」です。
溶剤の蒸発に伴う表面温度が降下し、大気中の水分が塗膜面に凝縮し白化現象が生じることがあります。
適当です。
気温が低い場合、塗料の粘度が増して作業性が悪くなることがあります。
これは、気温が低いと塗料が固くなり、塗布が困難になるためです。
「溶剤の蒸発」覚えておきましょう。
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02
塗装作業における気象条件に関する問題です。ポイントをしっかり押さえましょう。
正しいです。気温が高いと乾燥が早くなり、多液形塗料の可使時間が短くなります。
正しいです。湿度が高いと結露が生じやすくなり、結露面に塗装すると水分が塗料中に混入し、はじきの原因となります。
間違いです。
白化現象は通常、塗膜が乾燥する際に溶剤の蒸発によって表面温度が下がり、湿度が高いときに大気中の水分が塗膜面に凝縮することで生じますが、「顔料の蒸発」という表現は適切ではありません。
正しいです。気温が低いと塗料の粘度が増大し、作業性が悪くなります。
塗装作業における気象条件について、しっかりと押さえましょう。
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03
塗装作業は、気温や湿度などの気象条件に大きく左右され、適切な条件下で行うことで、塗膜の品質を確保することができます。
正しいです。
気温が高いと、塗料中の溶剤が蒸発しやすくなり、乾燥時間が短縮されます。特に、多液形塗料は、気温が高いと硬化反応が加速するため、可使時間が短くなります。
正しいです。
湿度が高いと、温度が下がったときに結露が発生しやすくなります。結露した面に塗装すると、塗料が水分をはじいてしまい、密着性が低下し、剥がれの原因となることがあります。
誤りです。
顔料の蒸発によって表面温度が低下することはありません。むしろ、塗料の乾燥過程で熱が発生することがあります。白化現象は、湿度が高い状態で塗装した場合に、塗料中の水分が蒸発せずに塗膜内に残留し、光を散乱することで発生します。
正しいです。
気温が低いと、塗料中の溶剤の蒸発が抑制され、粘度が増加します。粘度が高くなると、塗料の流動性が低下し、塗装作業が困難になります。
この問題では、塗装作業における気象条件と、それらが塗装の品質に与える影響について、正誤を判断する能力が問われました。
重要なポイントとしては、
・高温多湿は、塗膜の乾燥に悪影響を与える。
・低温は、塗料の粘度を上昇させ、作業性を低下させる。
・結露は、塗膜の密着性を低下させる。
などが挙げられます。
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