2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
薬液注入 問1
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 薬液注入 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
軟弱地盤対策工法のなかで、地盤の液状化強度を増加させる工法として、次のうち適当でないものはどれか。
- サンドコンパクションパイル工法
- バイブロフローテーション工法
- グラベルドレーン工法
- シート・敷網工法
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この過去問の解説 (3件)
01
軟弱地盤対策工法に関する問題です。ポイントをしっかり押さえましょう。
正しいです。サンドコンパクションパイル工法は、砂を地盤中に圧入し、周囲の地盤を締め固めることで液状化強度を増加させる工法です。
正しいです。バイブロフローテーション工法は、振動を加えて地盤を密実化することで、液状化強度を増加させる工法です。
正しいです。グラベルドレーン工法は、地盤に砂利を充填し、水の排出を促進することで液状化を防止する工法です。
間違いです。
シート・敷網工法は、地盤の補強や変形の抑制を目的とした工法で、直接的に地盤の液状化強度を増加させる工法ではありません。
軟弱地盤対策工法のうち、地盤の液状化強度を増加させる工法について、しっかりと押さえましょう。
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02
軟弱地盤対策工法に関する問題です。
出題傾向が高く、重要項目です。
適当です。
サンドコンパクションパイル工法は、地盤内に鋼管を貫入して管内に砂等を投入し,振動により締め固めた砂杭を地盤中に造成する工法である。
砂質土地盤と粘性土地盤の両方に適用できる。
砂杭の支持力によって安定性を出す方法です。
適当です。
緩い砂地盤で、シルトなどの微粒分の含有量が 30 %程度までの場合に適用される地盤改良工法の一種です。
ゆるい砂地盤中に棒状の振動機を水の噴射と振動によって貫入し、水締めと振動により砂地盤を締固めるとともに、生じた空隙に砂利などを充填して地盤を改良するものです。
適当です。
グラベルドレーン工法は、透水係数の大きな砕石杭を打設することによって、水平方向の排水距離を短縮し、地震時に生じる間隙水圧の上昇を抑止して、液状化を防止します。
市街地など振動や騒音が懸念される場所での施工や既設構造物周辺での施工も可能な液状化対策工法です。
適当でありません。
軟弱な粘性土の埋立地などにおいて、合成樹脂製の網を地盤表面に敷設し、 その上に良質土を撒き出し覆土を行う工法です。
敷網の効果は、網の剛性と引張り強度によって得られます。
軟弱地盤対策ではありますが、液状化に対応していません。
軟弱地盤対策工法としては、他にも表層処理工法・固結工法・置換工法などがあります。
一度確認しておきましょう。
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03
液状化対策には、地盤の強度を向上させたり、過剰な間隙水圧を排出したりといった様々なアプローチがあり、それぞれの工法が異なるメカニズムで効果を発揮します。
適切な工法です。
地中に砂杭を打ち込み、振動を与えて締め固めることで地盤を強化する工法です。この工法により、地盤の密実度が増し、液状化が生じにくくなります。
適切な工法です。
地中に振動棒を挿入し、土を攪拌しながら固化材を注入することで地盤を強化する工法です。この工法により、地盤の強度が増し、液状化に対する抵抗性が高まります。
適切な工法です。
地中に砕石柱を設け、地震時に発生する過剰間隙水圧を排水することで液状化を抑制する工法です。
不適切な工法です。
シートや敷網は、主に地盤の補強などを目的としたもので、地盤の液状化強度を直接的に増加させる効果は期待できません。
液状化対策は、地震による被害を軽減するために非常に重要な対策です。しかし、すべての工法がすべての状況に適しているわけではありません。この問題では、それぞれの工法の原理や適用範囲を理解し、問題文の状況に最も適した工法を選択する能力が問われています。
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