2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
薬液注入 問10
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 薬液注入 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
薬液注入に用いられる水ガラスに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 薬液注入に用いられる水ガラスは、JIS K 1408によって決められている1号水ガラスが多く使用されている。
- 水ガラスは、薬液注入の主材のほかに、石けん・洗剤の添加材など非常に広い用途に用いられている。
- 水ガラスの製造工程は、溶融工程と溶解工程の2工程から構成されている。
- 水ガラスと硬化材を混合した薬液の強度は、ゲル化時間の後も増加していく。
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この過去問の解説 (3件)
01
薬液注入に用いられる水ガラスに関する項目です。
設問の内容だけでも理解をしておきましょう。
誤りです。
多くの注入材料は3号を使用しています。
正しいです。そのとおりです。
正しいです。
水ガラスの製造は、まずケイ酸ナトリウムを高温で溶融し、その後水に溶解して水ガラスとするため、溶融工程と溶解工程の2工程から構成されます。
正しいです。そのとおりです。
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02
薬液注入に用いられる水ガラスに関する設問になります。ポイントを覚えて確実に押さえましょう。
適切でないです。薬液注入で使用される水ガラスは、JIS K 1408の規格に基づく、3号水ガラスが使用されます。
正しいです。水ガラスは薬液注入だけでなく、石けんや洗剤の添加材、耐火材料、接着剤などのさまざまな用途に利用されています。
正しいです。水ガラスは通常、ケイ酸ナトリウムを高温で溶融し、これを水に溶解することで製造されます。この工程には、溶融工程と溶解工程が含まれます。
正しいです。水ガラスと硬化材を混合した薬液は、ゲル化時間が経過すると強度が一時的に増加します。
薬液注入に用いられる水ガラスについて、しっかりと押さえていきましょう。
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03
薬液注入工法において、地盤の強度や透水性を向上させるために用いられる水ガラスについて、その特性や用途に関する知識を問う問題です。特に、JIS規格や硬化特性といった点に焦点を当て、誤った選択肢を選別する必要があります。
適当ではありません。
一般的に、薬液注入に用いられる水ガラスは、3号水ガラスが多く使用されます。3号水ガラスは、SiO₂/Na₂Oのモル比が比較的高く、粘度が高く、ゲル化時間が短いという特徴を持ちます。これにより、迅速な地盤の固結が可能となり、薬液注入工法に適しています。一方、1号水ガラスは粘度が低く、流動性が高いため、薬液注入にはあまり適していません。
適当です。
水ガラスは、薬液注入以外にも、接着剤、防腐剤、耐火材など、その粘着性やアルカリ性といった特性を活かして、様々な分野で利用されています。
適当です。
水ガラスは、珪砂とソーダ灰を高温で溶融し、得られたケイ酸ナトリウムを水に溶解する、という2つの工程を経て製造されます。
適当です。
水ガラスと硬化材の種類、混合比、周囲の温度や湿度などの条件によっては、ゲル化後も徐々に強度が増加し続ける場合があります。これは、水ガラスの重合反応が時間をかけて進行し、より緻密な構造が形成されるためです。ただし、水ガラスと硬化材の混合液の強度は、一定の条件下では時間とともに増加しますが、無限に増加し続けるわけではありません。
水ガラスは、SiO₂/Na₂Oのモル比によって1号、2号、3号などに分類されます。モル比が大きいほど、粘度が高く、ゲル化時間が短くなります。ガラスに硬化材を添加することで、ゲル化時間を調整したり、最終的な強度の調整を行うことができます。薬液注入工法には、二重管ストレーナー工法、ダブルパッカー工法など、様々な種類があります。それぞれに適した水ガラスの種類や注入方法が異なります。
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