2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
薬液注入 問11
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 薬液注入 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
注入目的に応じた注入材の選定に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 地下水で注入材が流出希釈されるおそれのある場合には、ゲル化時間の短い溶液型の注入材を選定する。
- 砂質土を対象として止水を図る場合には、通常、浸透性に優れた溶液型の注入材を選定する。
- 地盤中の空隙の充塡等を目的とする場合には、通常、ホモゲル強度が大きい懸濁液型の注入材を選定する。
- 砂質土の地盤の全体的な強化を期待したい場合には、ホモゲル強度が大きい懸濁液型の注入材を選定する。
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この過去問の解説 (3件)
01
注入目的に応じた注入材の選定に関する設問になります。ポイントを覚えて確実に押さえましょう。
正しいです。地下水が流動している場所では、注入材が流されないように、速やかに硬化するゲル化時間の短い溶液型の注入材が有効です。
正しいです。砂質土のような透水性の高い地盤で止水を目的とする場合、浸透性に優れた溶液型の注入材が選定されます。
正しいです。ホモゲル強度が大きく安価な、セメント・ベントナイト系の注入材や懸濁液型の注入材を使用します。
適当でないです。砂質土の地盤強化のためには、土粒子中の間隙に浸透して固結する粒子を含まない溶液型の薬液が有効です。これにより、全体的な地盤強度を向上させることができます。
注入目的に応じた注入材の選定について、しっかりと押さえていきましょう。
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02
注入目的に応じた注入材の選定に関する設問です。
ポイントを押さえておきましょう。
適当です。
流出や希釈のリスクがある場合、ゲル化時間が短い注入材を選ぶことで、迅速に硬化し流出を防ぐことが可能です。
適当です。
砂質土に対しては、浸透性の高い溶液型注入材が適しており、止水効果が期待されます。
適当です。
地盤中の大きな空隙を充填する場合、強度の高い懸濁液型の注入材が適しており、強固な充填が可能です。
適当ではないです。
砂質土の地盤の全体的な強化を期待する場合には、浸透性に優れた溶液型の注入材が適しています。
溶液型の注入材は、砂質土の細かい粒子間に浸透しやすく、均一な強化が可能です。
一方、懸濁液型の注入材は、粒子が大きく浸透性が低いため、砂質土の地盤全体に行き渡ることが難しく、
全体的な強化には適していません。
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03
薬液注入工法は、地盤中に薬液を注入し、その薬液が固まることで地盤の強度や透水性を向上させる工法です。注入材の種類によって、その特性や適用範囲が異なるため、注入目的や地盤の状況に合わせて適切な注入材を選定する必要があります。
適当です。
地下水で注入材が流出希釈される恐れがある場合、注入材が素早く固まる必要があるため、ゲル化時間の短い溶液型の注入材が適しています。溶液型の注入材は、水に溶解しやすく、流動性が高いため、地中深くに浸透しやすく、迅速な固結が可能です。
適当です。
砂質土の空隙を埋め、止水効果を得るには、浸透性の高い溶液型の注入材が適しています。溶液型は、砂粒の間を細かい隙間に入り込み、水の流れを遮断します。
適当です。
地盤の空隙を充填し、高い強度を得るには、ホモゲル強度が大きい懸濁液型の注入材が適しています。懸濁液型は、粘性が高く、固化後に大きな強度を持つため、空隙をしっかりと充填できます。
適当ではありません。
砂質土の地盤の全体的な強化には、浸透性の高い溶液型の注入材が適しています。溶液型は、砂粒の間を細かい隙間に入り込み、均一に分布するため、地盤全体を強化することができます。一方、懸濁液型は、粒子が大きく浸透性が低いため、砂質土の深部にまで到達しづらく、全体的な強化には不向きです。
実際の施工では、地盤調査結果に基づき、最適な注入材を選定することが重要です。また、注入材の選定だけでなく、注入圧力や注入量も施工効果に大きく影響します。
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