2級土木施工管理技術の過去問
令和6年度(前期)
土木2 問7
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和6年度(前期) 土木2 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
各種のコンクリートに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 暑中コンクリートとしての施工は、日平均気温が25℃を超えると想定されるときに行うものである。
- 膨張コンクリートは、膨張の効果によって、体積変化によるひび割れの発生や拡大を防ぐものである。
- 流動化コンクリートは、あらかじめ練り混ぜられたフレッシュコンクリートに減水剤を添加し、流動性を増大させたものである。
- マスコンクリートでは、セメントの水和熱による温度応力に伴うひび割れに対する注意が必要である。
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この過去問の解説 (1件)
01
コンクリートにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴と使用条件があります。例えば、暑中コンクリートや膨張コンクリート、流動化コンクリート、マスコンクリートなど、特定の施工条件や目的に応じて適切に選択する必要があります。
適当です。
暑中コンクリートは、高温時に施工するためのコンクリートで、特に気温が高い日中に施工する際に使用されます。日平均気温が25℃を超える場合、コンクリートの温度上昇や硬化が早くなるため、暑中コンクリートを使用してコンクリートの品質を確保します。
適当です。
膨張コンクリートは、硬化過程でわずかな膨張を起こすことで、体積変化を補い、ひび割れの発生を防ぐものです。この膨張効果は特に、乾燥収縮や温度変化によるひび割れの防止に役立ちます。
適当ではありません。
流動化コンクリートとは、あらかじめ練混ぜられた単位水量の少ない硬めのコンクリートに、流動化剤を加えることによって、流動性の良い、いいかえればスランプの大きいコンクリートとしたものです。
流動化剤とはいわゆる高性能減水剤のことで、使用されるようになった背景にはこの高性能減水剤の開発が欠かせません。
適当です。
マスコンクリートは大規模なコンクリート構造物に使われるコンクリートで、施工時に内部で発生する水和熱(セメントの水和反応によって生じる熱)が温度差を生じ、それが温度応力となりひび割れの原因になります。
流動化コンクリートは、一般に流動化後のスランプ低下が大きいため、流動化してから打込み終了までの時間をできるだけ短くするように打込み計画を立てる必要があります。外気温が25℃未満の場合は30分以内、25℃以上の場合は20分以内とすることが望ましいといわれています。また、流動化剤には標準形と遅延形のものがあり、ベースコンクリートに使用されるAE剤、減水剤等の相互作用によって悪影響を与えないように選定しなければなりません。
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