2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(前期)
問35 (土木2 問30)
問題文
上水道の管布設工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
2級土木施工管理技術試験 令和6年度(前期) 問35(土木2 問30) (訂正依頼・報告はこちら)
上水道の管布設工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 管の布設にあたっての新設管と既設埋設管との離れは、原則として30cm以上とする。
- 土留工における切梁位置の水平間隔は、2m以内を標準とする。
- 管の布設は、原則として高所から低所に向けて行う。
- 鋼管の据付けは、管体保護のため基礎に良質な砂を敷き均して行う。
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この過去問の解説 (3件)
01
上水道の管布設とは、一般的に飲用に適する水を供給するための導水管・配水管・給水管の布設を言います。
管布設工が必ずしも管路掘削を伴うわけではありませんが、付随することが多いため、管路掘削に関する問題も多く出題されます。
設問の通りです。
管の布設にあたっての新設管と既設埋設管との離れは、原則として30cm以上離します。
水道管内には強い圧力がかかっており、漏水が発生した場合にはサンドブラスト現象を生じさせ周囲の埋設物を破損させる恐れがあります。
設問の通りです。
土留工における切梁位置の水平間隔は、2m以内を標準としてください。切梁とは、土留めをした際に土が崩れないように矢板などを支える水平部材です。また、矢板にかかる土圧を均等に切梁に伝えるための部材を腹起しといいます。
管の布設は、原則として低所から高所に向けて行います。
よって、設問は誤りです。
配管を高所から行うと布設中に管が抜ける恐れがあるため、配管は低所から高所側に受け口を向けて行うことが一般的です。
設問の通りです。
鋼管の据付けは、管体保護のため基礎に良質な砂を敷き均して行ないます。また、鋼管に限らず塩化ビニル管等でも良質な砂を敷きならします。過去問では砂が砕石に代わっている設問がありましたので、管体の保護は原則 砂と覚えておいてください。
上水道の管布設工に関する問題はパターン化しているものが多いので、過去問を繰り返し行うとよいと思います。
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02
上水道の管布設工は、安全性や耐久性を確保するため、適切な方法で施工される必要があります。
この問題では、上水道管の布設に関する基本的な施工要領の理解が問われています。
適切です。
新設管と既設埋設管の離れは、相互の影響を避けるために原則として30cm以上確保することが求められます。
適切です。
管埋設深さが深い時は、敷設時に掘削箇所が崩れないようにするため、「土留め」を行います。
埋設工事における土留切梁とは、土圧を抑えて土が崩れないように、土止めの矢板などを支える水平部材のことです。
このとき、水平間隔は、2m以内を標準とします。
誤りです。
逆です。
高所から低所だと、施工する箇所が常に低いほうになりますので、
施工箇所がに水が溜まっている状態になり、施工性も悪いです。
また、掘削箇所に水が溜まってしまうので、よくありません。
適切です。
鋼管は、管体の損傷を防ぐために、基礎部分に良質な砂を均等に敷き均して据付けることが一般的です。
一つずつポイントを覚えていきましょう。
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03
この問題は、上水道の管を地中に埋設する工事(管布設工事)に関する知識を問う問題です。上水道の管は、私たちが日常的に利用する水を供給するために非常に重要な役割を果たしており、その施工には様々な注意点があります。
正しい記述です。
離角は、原則として口径が400mm以上の管は50cm以上を、350mm以下の場合は30cm以上をそれぞれ確保する必要があります。
正しい記述です。
切梁位置の水平間隔は、原則として2m以内とされています。
誤りです。
管の布設は、原則として低所から高所に向けて行います。これは、施工中に管内に水が溜まるのを防ぐためです。
正しい記述です。
鋼管は、腐食しやすいため、直接土に触れる部分には、保護材として砂を敷き詰めることが一般的です。
この問題は、上水道の管布設工事における基本的な知識、特に管の設置位置や施工順序に関する知識を問う問題でした。上水道は、私たちの生活に不可欠なインフラであるため、安全かつ確実に施工を行うことが重要です。
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