2級土木施工管理技術の過去問
令和6年度(前期)
土木2 問32

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和6年度(前期) 土木2 問32 (訂正依頼・報告はこちら)

賃金の支払いに関する次の記述のうち、労働基準法上、誤っているものはどれか。
  • 使用者は、労働者が出産、疾病、災害など非常の場合の費用に充てるために請求する場合には、支払期日前であっても、既往の労働に対する賃金を支払わなければならない。
  • 賃金は、原則として、通貨で、直接労働者に、毎月1回以上、一定の期日を定めて支払わなければならない。
  • 使用者の責に帰すべき事由による休業の場合には、使用者は、休業期間中当該労働者に、その最低賃金の100分の60以上の手当を支払わなければならない。
  • 使用者が、労働時間を延長して労働させた場合には、その時間の労働については、割増賃金を支払わなければならない。

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この過去問の解説 (1件)

01

労働基準法は、労働者の権利を守るために、賃金の支払い方法や時期、額などについて様々な規定を設けています。この問題では、これらの規定に照らし合わせて、どの記述が誤っているのかを判断する必要があります。

選択肢1. 使用者は、労働者が出産、疾病、災害など非常の場合の費用に充てるために請求する場合には、支払期日前であっても、既往の労働に対する賃金を支払わなければならない。

正しい記述です。 

労働基準法は、労働者が経済的に困窮した場合に、支払期日前に賃金の一部を前払いすることを認めています。

選択肢2. 賃金は、原則として、通貨で、直接労働者に、毎月1回以上、一定の期日を定めて支払わなければならない。

正しい記述です。 

賃金は、現金で直接労働者に支払うことが原則であり、一定の期日を決めて支払う必要があります。

選択肢3. 使用者の責に帰すべき事由による休業の場合には、使用者は、休業期間中当該労働者に、その最低賃金の100分の60以上の手当を支払わなければならない。

誤りです。

使用者の責に記すべき事由による休業の場合においては、使用者は、休業期間中当該労働者にその平均賃金の100分の60以上の手当を支払わなければなりません。

選択肢4. 使用者が、労働時間を延長して労働させた場合には、その時間の労働については、割増賃金を支払わなければならない。

正しい記述です。 

法定労働時間を超えて労働させた場合には、時間外労働に対して割増賃金を支払う義務があります。

まとめ

この問題は、労働基準法における賃金支払いの基本的なルールを理解しているかを問う問題でした。労働基準法は、労働者の権利を守るための最低基準を定めた法律です。賃金に関するトラブルは、労働問題の中でも非常に多く発生します。賃金に関する詳しい内容については、労働基準監督署や弁護士に相談することをおすすめします。

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