2級土木施工管理技術の過去問
令和6年度(前期)
土木3 問5

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和6年度(前期) 土木3 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

施工計画作成のための事前調査に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 近隣環境の把握のため、現場周辺の状況、近隣施設、地下埋設物等の調査を行う。
  • 工事数量の確認のため、設計図面及び仕様書の内容と現場との整合に関する調査を行う。
  • 現場の自然条件の把握のため、地質、地下水、湧水、交通量等の調査を行う。
  • 労務、資機材の確認のため、労務の供給、資機材の調達先等の調査を行う。

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この過去問の解説 (2件)

01

計画工計画の作成手順は、事前調査→基本計画→詳細計画→仮設計画→調達計画→輸送計画の順で行います。施工計画作成のための事前調査は契約面での調査と現場条件面での調査を行います。

選択肢1. 近隣環境の把握のため、現場周辺の状況、近隣施設、地下埋設物等の調査を行う。

設問の通りです。

 

事前調査として、近隣環境の把握のため、現場周辺の状況、近隣施設、地下埋設物等の調査を行う必要があります。

選択肢2. 工事数量の確認のため、設計図面及び仕様書の内容と現場との整合に関する調査を行う。

設問の通りです。

 

事前調査として、工事数量の確認のために設計図面及び仕様書の内容と現場との整合に関する調査を行う必要があります。

選択肢3. 現場の自然条件の把握のため、地質、地下水、湧水、交通量等の調査を行う。

事前調査として、現場の自然条件の把握のため、地質、地下水、湧水の調査を行う必要があります。また、近隣環境の把握のため、交通量等の調査を行う必要もあります。

 

しかし、交通量等の調査は現場の自然条件の把握とは言えないため、設問は誤りです。

選択肢4. 労務、資機材の確認のため、労務の供給、資機材の調達先等の調査を行う。

設問の通りです。

 

事前調査として、労務、資機材の確認のため、労務の供給、資機材の調達先等の調査を行う必要があります。

まとめ

計画工計画のような、明確な回答があるわけではない問題は正誤の判断がつけづらく間違えやすいですが、文章に違和感があるものは疑って保留しておき、消去法で正解を導き出しましょう。

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02

事前調査は施工の計画段階で重要であり、工事が円滑に進むよう、さまざまな観点から行われます。施工計画のための事前調査には、環境、工事数量、自然条件、労務・資機材の確認が含まれます。

選択肢1. 近隣環境の把握のため、現場周辺の状況、近隣施設、地下埋設物等の調査を行う。

適切です。

工事による騒音や振動、地面の揺れなどが近隣に影響を及ぼす可能性があるため、近隣環境の把握は重要です。現場周辺の状況や施設、地下埋設物を調査することで、計画段階から適切な対策を講じることができます。

選択肢2. 工事数量の確認のため、設計図面及び仕様書の内容と現場との整合に関する調査を行う。

適切です。

工事数量を正確に把握するためには、設計図面や仕様書と現地の条件が一致しているか確認する必要があります。この調査により、追加工事や設計変更が必要かどうかが判断できるため、非常に重要です。

選択肢3. 現場の自然条件の把握のため、地質、地下水、湧水、交通量等の調査を行う。

適切ではありません。

現場の地質や地下水の状況は、工事の安全性や効率に大きく影響するため、これらの調査は重要です。しかし、交通量は自然条件の把握ではなく、現場周辺の交通環境に関する調査に含まれるため、ここでは適当でない記述です。

選択肢4. 労務、資機材の確認のため、労務の供給、資機材の調達先等の調査を行う。

適切です。

労務の確保や資機材の調達先の確認は、施工に必要なリソースを安定して確保するために重要です。調達先が確定していれば、工事のスケジュール通りに資材が確保でき、労務不足を防ぐことができます。

まとめ

事前調査をしっかりと行うことで、安全で効率的な施工計画を立てることができ、工期の遅延やコストの増加を防ぐことができます。事前調査の項目は、工事の規模や種類によって異なります。例えば、大規模な土木工事では、地盤調査や水文調査がより詳細に行われる必要があります。また、都市部での工事では、周辺住民への影響を最小限にするための調査が重要になります。

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