2級土木施工管理技術の過去問
令和6年度(前期)
土木3 問9

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和6年度(前期) 土木3 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

レディーミクストコンクリート(JIS A 5308)の品質管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 品質管理の項目は、強度、スランプ又はスランプフロー、空気量の3つである。
  • 圧縮強度試験は、一般に材齢28日で行う。
  • 3回の圧縮強度試験結果の平均値は、購入者が指定した呼び強度の強度値以上でなければならない。
  • 1回の圧縮強度試験結果は、購入者が指定した呼び強度の強度値の85%以上でなければならない。

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この過去問の解説 (1件)

01

コンクリートの品質を確保するために、様々な項目が管理されています。この問題では、その品質管理に関する知識、特にJIS A 5308という規格に基づいた品質管理項目や試験方法について理解しているかを問いています。

選択肢1. 品質管理の項目は、強度、スランプ又はスランプフロー、空気量の3つである。

適当ではありません。

JIS A 5308では、品質管理の項目として、強度、スランプまたはスランプフロー、空気量に加えて、塩化物含有量も挙げられています。塩化物イオンは、コンクリートの耐久性を低下させるため、その含有量を管理することは非常に重要です。

選択肢2. 圧縮強度試験は、一般に材齢28日で行う。

適当です。

コンクリートの強度を評価する上で、最も一般的な試験が圧縮強度試験です。この試験は、一般的にコンクリートが十分に硬化する28日後に実施されます。

選択肢3. 3回の圧縮強度試験結果の平均値は、購入者が指定した呼び強度の強度値以上でなければならない。

適当です。

複数の試験結果の平均値をとることで、より信頼性の高い強度評価を行うことができます。JIS A 5308では、一般的に3回の試験結果の平均値が、購入者が指定した呼び強度を上回ることが要求されます。

選択肢4. 1回の圧縮強度試験結果は、購入者が指定した呼び強度の強度値の85%以上でなければならない。

適当です。

個々の試験結果についても、一定の基準を満たす必要があります。JIS A 5308では、1回の試験結果が、購入者が指定した呼び強度の85%以上であることが求められます。

まとめ

レディーミクストコンクリートの品質管理について、以下の点が重要です。

・品質管理項目: 強度、スランプまたはスランプフロー、空気量、塩化物含有量

・圧縮強度試験: 材齢28日に行う、3回の試験結果の平均値が呼び強度以上、1回の試験結果が呼び強度の85%以上

・JIS A 5308: レディーミクストコンクリートの品質に関する日本の工業規格

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