2級土木施工管理技術の過去問
令和6年度(前期)
土木3 問10
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和6年度(前期) 土木3 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
建設工事における環境保全対策に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 工事現場周辺の家屋、施設等の有無や、騒音又は振動源との距離等を事前に調査する。
- 施工にあたっては、井戸がれ、自然生物の保護等、近隣環境への影響を考慮する。
- 盛土箇所の風による塵埃の防止にあたっては、仮囲いの設置を原則とする。
- 掘削、積込み作業にあたっては、低騒音型建設機械の使用を原則とする。
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この過去問の解説 (2件)
01
建設工事には、騒音や振動、粉塵など、近隣の環境や住民に影響を及ぼす可能性があるため、環境保全対策が重要です。
適当です。
工事による騒音や振動が周囲に与える影響を把握するため、事前に現場周辺の環境を調査することは基本的な環境保全対策の一つです。この調査により、適切な対策を計画することが可能になります。
適当です。
工事の進行により井戸が枯れる問題や、自然生物の生息環境に悪影響を与えないように配慮することも、環境保全対策の一環として重要です。
適当ではありません。
盛土箇所では、風によって塵埃が飛散しやすく、周囲の空気環境に影響を与えることがあるため、塵埃防止が必要です。しかし、仮囲いの設置は必ずしも塵埃防止に最も適した方法ではありません。散水や防塵ネットの設置が一般的な対応策とされるため、この記述は適切でないといえます。
適当です。
工事による騒音の発生を抑えるため、低騒音型の建設機械を使用することは一般的な環境保全対策です。近隣住民への影響を軽減するため、低騒音型機械の使用を推奨するのは適切な対策です。
盛土箇所の塵埃防止には、仮囲いの設置以外にも、散水や防塵ネットの使用といったより効果的な方法が一般的に採用されます。環境保全対策は、工事の内容や周辺環境に合わせて適切な手段を選択することが重要です。
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02
建設工事における環境保全対策は、大気汚染・騒音・振動・低周波音・悪臭・地球環境・景観など、近年は多岐にわたって取り組まれています。
工事現場周辺の家屋、施設等の有無や、騒音又は振動源との距離等を事前に調査することは、環境保全対策の一環です。
よって、設問は適当です。
井戸がれ、自然生物の保護等、近隣環境への影響を考慮することは、環境保全対策の一環です。
よって、設問は適当です。
盛土箇所の風による塵埃を防止することは、環境保全対策の一環です。しかし、仮囲いの設置では塵埃・粉じんを防止するには不十分と考えます。よって、設問は誤りです。
塵埃を防止するためには、防塵ネット設置や日々の散水、団粒化剤塗布等の配慮が必要になると思います。
掘削、積込み作業に低騒音型建設機械を使用することは、環境保全対策の一環です。
よって、設問は適当です。
昨今では、環境保全対策は重要項目の一つに数えられています。実務でも環境に配慮した施工や計画が求められていますので、試験勉強を機に環境保全対策を学んでほしいと思います。
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